アフガンでは、タリバンの新政権が今日にもスタートかと言われていましたが、そこまではうまく進んでいないようです。現地北部では、タリバンの政権発足を認めないとする勢力が結集し、抵抗を続けていると報道されています。
この間、アフガンからの撤収で、日本と韓国で大きな差が出ました。韓国は、韓国人全員とアフガン人スタッフを含めて、カブール空港経由で数百人全員が韓国に入る光景が映像に何度も出てきました。
他方で、日本は大使館員全員がいち早く退避し後、自衛隊機3機を出して、日本の通信社社員1名を日本に連れ帰り、アメリカから頼まてた12名の外国人を国外脱出させました。
今日のTV報道では、韓国の場合は外交官が現地に戻り、先のアフガン人スタッフを含めて救出し、韓国に入国しています。おそらく、韓国政府はそれを大々的に報道しているでしょう。今日のTV番組で、その当事者外交官がその脱出作戦経過を説明していました。韓国軍は、アフガン国内でその救援活動に参加した話は出ていません。おそらく、その報道自体を政府も徹底的にバックアップしているでしょう。大統領選挙が控えています。
他方、日本はどうなのか、現地のアフガン人スタッフが一人として、日本に入国したという報道はありません。別に、報道管制が敷かれてのことではないでしょう。
ネットの論議を見ていると、日本の場合は、自衛隊の派遣に関して憲法の不備、あるいは不十分さとして見解が述べられたりして、アフガン人スタッフの救援ができなかったように解さとされているようです。極論を言うと、今回のタリバンが首都窮迫したアフガン状況に対して、自衛隊が精鋭の軍隊であたっとして、アフガン国内に部隊やコマンドを展開して、行動できたとは思えません。あのアメリカ軍でさえ、カブール空港内に止まっっていたわけであり、日限まで全軍が撤収したのは、アメリカ自体によって、世界中に映像と写真で伝えられました。
それでは、日本の場合は、なぜ、アフガン人スタッフを救出できなかったのでしょうか。
振り返って、日本は、いや、日本国は、数百人のアフガン人スタッフ全員を日本国内に連れてくる、さらに、住まわせる等は思いもよらなかったと解釈しています。自衛隊機が数百人のアフガン人を載せて、日本に移住する等思いもよらないということです。なにも、アフガン人スタッフの救出に自衛隊が失敗したわけではなく、極めて、外交が優先しており、それ以上に、日本の外国人排斥(白人以外ほぼ全部)の思想が根底にあると思っています。
今回、日本国内にアフガン人を連れてくるなら、日本「移民」を前提にする必要があります。それほど多くの人が難民的に日本に来ることは誰も想定していないし、もし、日本に移送するのであれば、中国に残された日本人の残留孤児並みに、その後の日本での生活を支援することが必要です。あるいは、アフガンが日本から見て落ち着いたとされる時期まで、日本国内で一般的な生活が送れる状況を作り上げる必要があります。それが、果たして日本人ができるでしょうか、かなり、難しいでしょう。それは、これまで、欧米以外の外国人が日本でどのように扱われているか、それを見れば明らかです。
要するに、アフガンを撤退した日本の外交官は、アフガン人スタッフを日本に連れてくる指示を外務省からもらっておらず、思ってもいなかったでしょう。むしろ、日本人は、数百人のアフガン人が日本で生活するとなると戸惑ってしまうのでないでしょうか。そのことが、今回、自衛隊機の派遣が根本的に遅れた理由だし、あるいは、ある意味、日本は、日本人は アフガン人スタッフを日本国内に向かい入れるなど思ってもいないのではないでしょうか。それが、日本と日本人の姿ではないかと思ってしまう全共闘世代 の生き残りの判断なのでした。
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吉田つとむHP 都議会議員候補(落選)吉田つとむのブログ
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