新しく岸田内閣がスタートしました。所得倍増を掲げました。政治家にとっては懐かしい言葉ですが、現在の若い日本人にはあまりピンとこない感覚でしょう。
なぜなら、この間、実質賃金の低下が現実的な大きな課題になっていたためです。アベノミクスでは、大胆な金融政策、機動的財政支出、民間投資を喚起するという3本の矢を順次放って経済を成長させる戦略でした。(3本目が不発)
トリクルダウンという言葉がありましたが、富裕層や大企業が潤うと、その富が他の階層すべてにも行き渡ると想定された理論でした。現実は、3本目の矢である多数の民間企業の成長は達成できずに、富(利益)は、富裕層や大企業に集まり、中間層は逆に実質所得の目減りが続いたという特徴がありましたが、安倍総理にはそれを改善しようという意思が希薄で、一般のサラリーマン層の支持を薄れさせたと私は思っています。
従来通り、岸田首相が低所得者層には税金を投入してばらまくができても、中間層の所得低下を止め、所得向上が図れるか、疑問とある種の期待を持って眺めたいと思います。
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