先日は、東京8区(杉並区の大半)の候補者調整に関して、れいわの山本太郎代表が、出るの出ないのとすったもんだのドタバタがありましたが、その選挙区では出ないという決着を本人が付ける発表を全く違った他県の選挙区で発表していました。党首ですので全国を回るのは当然ですが、立候補の表明も、選挙区では無い新宿駅頭で行い、ネット時代というより、TVの世界を丸どりした戦法と見なされるものでしょう。選挙に長らくかかわる者には、身を引きたくなる異様な戦法、動向だという感じがしました。
さて、私は住むのは、東京第23選挙区(町田市全域と多摩市の一部)ですが、そこで立候補を予定していた共産党の予定候補者が辞退を表明する内容がネットに見られ、今日の新聞では、野党共闘で共産党側が公認候補者を降ろし、共産党が多数の選挙区(全国で22選挙区)で立憲民主党の候補の応援に回ることが記事になっていました。当然、共産党はその他の場所では、公認候補を立て、少数の選挙区では共産党候補の方が統一候補にされるのでしょう。自公の場合は、すでに何度もその提携・連携の場数を踏んでいますが、立共の間でそのやり方がどれくらいうまくいくのか、大きな方針転換と言えましょう。
この立憲・共産の共闘には、労働組合の連合が政策の面からとしてクレームをつけていますが、現実の立憲の選挙候補者にすれば、大企業従業員のユニオンショップ制度に安住する「連合」が果たして、どれほど勤労者一般に対しての集票力があるにか、疑問視をしている人が大半でしょう。
今回の立共連携で、中間派、中道、非自民保守派は、国政の行き場を無くした感が出てきました。いずれ、維新がこの地にも出てくるのか、あるいはもっと中道路線の政党が出てくるのか、
きしくも、元埼玉県知事で参議院議員の上田 清議員が、今度の衆議院選挙に向けて提唱していた、新党構想が破綻したことが当事者から明らかにされました。連携を目指していた現職の衆議院議員が、片方は立憲民主党に加わり、片方は自民党に移行するスタンスを明確にしたことで、絵に描きかけた餅が破れてしまった次第でした。
ともあれ、この町田市を含む東京第23選挙区は、小選挙区で当選する自民党の現職 小倉まさのぶ衆議院議員(自公陣営)と、比例で当選した立憲民主党の伊藤 すんすけ衆議院議員(立共陣営)が激突することになりました。*本日、新聞折り込みされた、ローカルの「タウンニュース」では、まだ3名が並んで記事となっています。
少数派は、政治家生命を維持することすら難しいというのが、この世界の身を置いてきたものの実感でもあります。近年、成功している事例は大阪維新の会くらいでしょうが、それとで、関東では当選することは事態が稀有のことです。さりとて、大同に組みこまれるのは、心理的にも容易ではないのが当事者の心境であり、他方で、無用な口出しや指導はお断りがスタンスでもあります。
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吉田つとむHP 前町田市議会議員 吉田つとむのブログ
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