ウクライナ東部戦線の動向が注目されますが、その中心都市セベロドネツクの攻防戦が山場を迎えています。 最新の新聞情報では、東部ルガンスク州の要衝セベロドネツクでは街区の奪い合いなど激烈な市街戦になっていると述べている。
ロシア側は市街地の掌握を終えたとする一方で、ウクライナ側は一部ではロシア部隊の撃退に成功しているとしており、ある意味、両者の違いに大差ない状況を共同通信記事は外信情報を伝えている。ウクライナは、欧米の新型、大型、強力武器のさらなる提供を要求しており、これまで極限の直前レベルまでウクライナに運ばれている。ウクライナはそれらが提供されれば、戦局の状況を転換でき、ロシア軍を押し返せるとしています。
ただし、アメリカ国内には、果たしなき国家予算からの支出より、国内のガソリン価格などの物価上昇を嫌う傾向が強くなっており、ウクライナ軍事、経済支援がどこまで可能か不透明さが増えている。強気のウクライナ支援を示しているのはイギリス政府のみで現実的には、そこまでの経済力も軍事力も無い国家が事態の浮沈を決する力はなく、首相の政治的な力量さえも、その政権の規律崩壊によって内部からブレーキをかけられ、危うく保守党内で不信任を食いかけた状況に陥っているのが実状である。
ロシア側は、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所のウクライナ軍を一斉包囲し、2400-2500人を順次降伏させ、一斉捕捉、捕虜(あるいは人質)としており、一部はロシアに後送し、ウクライナとの取引の武器にしようとしています。今回もウクライナ軍は、セベロドネツクの攻防戦で死守を言明されていますが、彼らは郊外に退避して、ロシア軍と戦っているという情報もあります。そのセベロドネツクの守備をしてきたウクライナ軍は、最悪、そこを放棄して全員が退避する道が果たして開けているでしょうか。その展望はどこにも展開されていません。。また、ウクライナ軍が大隊単位、あるいは複数の大隊が一斉捕獲される可能性が出てきました。ロシアは、元来、兵員はその将校を含めて消耗品の扱いする人海戦術を得意としていますが、ウクライナ軍にはその伝統は無いものと思います。それが、アゾフスタリ製鉄所のウクライナ軍が五月雨式に投降した結果で明らかです。
とかく、退路を断つ(全員玉砕)ことを良しとする思想がありますが、現実はそれが果たしてウクライナの軍隊にできるのか、またしても、大半(あるいは全員)が投降とならないと保証がどこまであるのでしょうか、ロシア軍の凶暴さを批判する声は強いのですが、その狡猾さを問題にする主張は少ないように思います。そこが現実把握の差になって出てくるのではないでしょうか。
#ウクライナ東部戦線,#セベロドネツク市の攻防戦、#東部ルガンスク州,#市街戦,#退路を断つ(全員玉砕),#アメリカ国内,#イギリス,#ロシア軍,#市街地の掌握,#投降,#吉田つとむ,
吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント
[…] […]
[…] […]