4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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青森県つがる市などの視察報告 6 世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群 2022.7.10記

市政の動向と議会発言・態度・視察
亀ヶ岡遺跡 遮光式土偶の彫像前

 青森県つがる市などの視察報告 6 令和4年7月7―8日
 ◎世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群 青森県内遺跡視察
 個人視察 町田市議会議員 「無所属」会派 吉田つとむ
〇 概要
 個人視察であり、当初、つがる市 亀ヶ岡石器時代遺跡(施設と発掘物のPR方法)―江戸時代からの発掘開始と、青森市 三内字丸山遺跡(施設と周辺整備状況)―1990年代以降に発掘、の相互比較を目的に視察を計画しました。

 具体的に交渉する過程で、つがる市教育委員会のご厚意を持った提案で、発掘作業がこの7月1日より開始となった田小屋野貝塚(発掘調査状況)を追加し、さらに、つがる市の縄文住居展示資料館、木造亀ヶ岡考古資料室なども、案内見学をさせていただきました。
 他方で、青森市 三内字丸山遺跡(施設と周辺整備状況)は、近年の1990年代に発掘作業が開始され、一大集落の発見となり、日本の縄文文化のイメージを覆し、クリの大型栽培を含む豊かな産物に恵まれ、壮大な建築物を擁した生活文化状況を残したもので、一大、研修、観光施設になっているものでした。

旧石器時代の遺物、無紋土器類の撮影を失念、後代の民具を撮影

 また、今回、現地に赴いた中で訪れることにした、津軽地方の外ヶ浜町大山ふるさと資料館は、このエリアが、「世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」の中で最古の遺跡であり、15000年前(紀元前13,000年頃)の太平山元遺跡で算出した石器時代の遺物を発掘して展示したものでした。

 「つがる市縄文住居展示資料館 カルコ」で撮影

〇 特記事項

つがる市内の文化財関連視察では、教育委員会の文化財課 文化振興係長 羽石 様に全面的にお世話になり、遺跡の発掘現場では、文化財課 小林 様、そして、発掘作業の皆様、あるいは、案内所のボランティアの方々にもお世話になりました。


他方で、青森市 三内字丸山遺跡(施設と周辺整備状況)では、一切の説明を求めず、全て自分の眼で見ることとして、個人で巡りました。
外ヶ浜町大山ふるさと資料館では親切な説明を受けたものですが、太平山元遺跡自体は現地見学を外しました。現地で追加日程に入れたために、時間設定上のものでした。

 田小屋野貝塚 2022.7.7 遺跡発掘現場を訪問視察

〇 所感
 今回の視察目的エリアには、つがる市 亀ヶ岡石器時代遺跡、田小屋野貝塚、そして、青森市 三内字丸山遺跡などが、2021年(7月27日)に「世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」に記載決定(第44回世界遺産委員会拡大会合)したことを承知していました。


 その中で、亀ヶ岡石器時代遺跡で発見された遮光器土偶がありながら、1990年代に発見され、壮大さでも有名な青森市 三内字丸山遺跡が高い人気を誇りだしたことに、観光資源としてどれほどの差があるのかを、今後、どのように受け止められて行くのかを中心に、視察としたものでした。
 視察に訪れた結果、コース的にはかなり外れているが、レンタカーで移動している利点があり、津軽地方北部に位置する外ヶ浜町まで追加地としたものでした。
 「世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」は、北海道と北東北(青森、秋田、岩手の3県)の合計17遺跡で構成され、関連資産2遺跡があると記されています。その中の3自治体の中から、もっとも古い遺跡、1)太平山元遺跡の発掘物、2)江戸時代から発掘が始まった(発掘物が大量に一般や外国にまで出回った)亀ヶ岡石器時代遺跡(田小屋野貝塚を含む)、3)1990年代に発見され、壮大さでも有名な青森市 三内字丸山遺跡を視察地としたものです。

 三内丸山遺跡はまだ発掘中、その先にさらに新たな発見物が期待される

 青森市 三内字丸山遺跡は、日本の縄文時代の認識を覆す威容と文化水準を示したことで有名となりました。
 年代では、縄文前期から中期(紀元前3900~2200年前)としては、驚異的な規模であり、その大規模集落群、とりわけ巨大な竪穴式建物跡(集会所か、作業場と推定されている)、壮大な掘立柱建物跡(隣接して、復元した巨木の3階建ての構造物)、大小の無数の住居跡、墓や(食べ物のゴミ)捨て場、生活用具の廃棄場所の出土物などを特徴としていました。
 さらに特徴は、森の中に発掘中のエリア(傍まで行ける)や、そのまた先には発掘作業中の現場も木々の隙間からかすかにうかがえるのが特徴でした。
 発掘物の展示スペースにはいきませんでしたが、出土品の多さがその遺跡の大きさの規模、長期間の年代数も表しているのでしょう。

 その他の遺跡個所まで訪れていませんが、それぞれに、希少価値を持った遺跡でしょう。
 
 現在、国立博物館(独立行政法人国立文化財機構)は、東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館の4館ですが、日本の縄文文化がいかに多様な遺跡の形容を示し、真に日本の縄文文化の豊かさを表す最も特徴的な品々をあわらした、「世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群」の中に、その縄文文化出土品を総合展示する、「国立博物館」が誘致され、さらに、現在、国立博物館に収蔵される、亀ヶ岡石器時代遺跡から発見された、遮光器土偶が地元青森県に帰り、その誇るべき地域文化が地元で日本の歴史文化の重要で、象徴的な文物として、末永くることを願っています。
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吉田つとむHP       町田市議会議員 吉田つとむのブログ

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