久しぶりの読書をしました。と言っても、図書館でたまたま目についた、「もっと知りたいアイヌの美術」(山崎幸治著・東京美術館)2022.10.10と言う出版本で、写真集とも言ってもおかしくない、掲載写真とデザインでした。*なお、この記事で使った写真、動画は全て吉田つとむが撮影したものです。著作に転載禁止事項が厳格に書かれていたので、出版本の表紙を含めて一切掲載しておりません。
この山崎幸治氏の作品を見ると、アイヌの工芸品と言うか、生活用具はとても繊細に見えました。地域では絹はもちろん、綿も産しないのですが、その綿の着物の端切れも大事にパッチワークしたものが優れていると思います。名陶の金つなぎしたものを思い起こさせました。しかし、この本を読んで持ったのは、アイヌと言えば、自然の樹皮や魚皮、あるいは獣皮を鞣して作った衣類がより本来のものでしょうか。樺太(サハリン)系のものでは、中国大陸との交易を通じて、入ってきた産品を生活に生かすのもアイヌの特徴ではないかと思いました。
芸術の観点から見ると、アイヌには、絵画が無いとの記載ですが、このことには戸惑いを覚えました。そうなのかと思う反面、本当にそうなのかと思いました。自分では、もう少し、ことに当たってみたいという印象です。
なお、著者のことを見ると、福岡県北九州市の人でした。九州の人が北海道、アイヌの人のことを思い、それを研究対象にして、北海道大学アイヌ・先住民族研修センター准教授を務めておられることに親近感を覚えました。
この本では、二風谷で産するものにも記述がありました。ブームの時には観光客相手の店が50軒からあったと記述されていましたが、私が訪れた、今はずっとひっそりした感がありました。しかし、二つの資料館の展示品には感動しました。
初訪問した「萱野茂二風谷アイヌ資料館」の館内を撮影しました2018.10.26
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