この文は、来年は統一地方選挙だが、いまだに地上戦、空中戦、ネット戦と言う区分けを真面目顔して説明している評論家と言うか、プランナーがいる驚き2022.10.14 の続きを書いたものです。
この売り出し中のプランナーが対象にするものは、大型の首長選挙や政党選挙が激突する国政選挙になります。この分野の開拓者は、選挙プランナーの三浦博史氏(アスク株式会社を設立、代表取締役社長)です。つまり、一般の地方自治体議員選挙はもっと雑多であり、相手が複数であり、かつ、同じ政党や会派所属者が同じ土俵で戦い、ある時は協調し、ある時は政党同士の潰しあいも意に介しない競争を前提としています。それは、定数が20名前後以上、50名程までに選挙区の自治体議員選挙では常識の活動・選挙になります。
まず、ここでネット戦と書かれていますが、HP、あるいはSNS、メールなどをいかに利用するかがそれなりに重要であることを否定することはありませんが、そこに何を盛り込むかが重要なことで、ネットを用いたとして、それが即有効だという時代はとうの昔のことでしょう。現に、本年、あるいは4年前の市議選(町田市議選)で大半がネットを用いていますが、苦戦をした人も少なからずおりました。*4年前には、その前提資料と結果に基づいた分析を書いた記憶があります。
彼らが、地上戦と空中戦と言うと、政治家の組織的な広がりを地上戦、街頭演説やチラシの配布や散布という広報活動を空中戦と呼ぶのが一般的になっています。
しかし、現実の政治家候補者にとって、最も重要なことは、如何に運動員を確保するかと言うことでしょう。今回、国政を中心に大きな問題を引き起こしている、旧統一教会の政治介入は、貴重な選挙運動員の戦力を供給するという方法で、自由民主党を中心にこの間の選挙運動の在り方を示してきたものでしょう。当然、選挙で利を得た候補者議員は、次のその受難を体験するものと思われます。
話は戻って、選挙では小さな自治体議員選挙でも1000人以上の投票者が必要であり、3年前の統一地方選挙の当選最低数が多い自治体の世田谷区議選では、3,667.470票(小数点以下 の按分票も記載)で、次点の候補は、3,636票でした。ちなみに、全部で25人の候補者が落選し、自民党候補が6人も落選し、共産党が3人、立憲民主党が2名、国民民主党が2名の落選者を出しています。公明党が最下位当選者にいることも特徴的なことでした。
今年2月の地方選挙では、有権者数 約15万人 投票率40%強の日野市議選では、最低得票数が1400票を越しています。
今年有権者数109,085人、投票率45%の座間市議選では、市長選挙がづ次選挙でしたが、市議候補の最低得票数は1461票でした。次点は1304票で落選者は4名でした。1353票でした。
これほど、最低当選者と次点候補が差が開くことは珍しく、今年2月の町田市議選では、最下位当選者得票数が2221票、次点候補は2100票で、全部で13名が落選しています。現職議員3名が落選し、前回4位の当選者も落選しています。また、上記3自治体議員選挙で、いずれも次点の候補者は共産党の候補者でした。公明党候補者の落選は無く、立憲民主党の現職候補、自民党の推薦新人候補も落選者が出ています。
日野市議選の落選者を特記すると、落選者は全体で5名で、上記の共産党現職、立憲民主党の新人、自民党現職もいます。せっかくですので、一昨年の2020年9月の座間市議選を当時レポートしましたので、以下に記します。
このトップ当選者に訪問面談、直近選挙結果から注目していた2022.5.24 (参考記事)
それでは、選挙をいかに戦うべきか、あるいは、如何に戦われるのかを、一般に近い形態で、次回に記したいと思います。
#地上戦,#空中戦,#ネット戦,#地方自治体議員選挙,#座間市議選,#日野市議選,#選挙プランナー,#統一地方選挙,#町田市議会議員,#吉田つとむ,
吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント