甲斐よしひろのライブを楽しむ。故人の山下敬二郎のライブと比較してみた2022.10.26

　甲斐よしひろのライブを楽しむ。故人の山下敬二郎のライブと比較してみた2022.10.25本日は、「恵比寿ザ・ガーデンホール」で開催された、甲斐よしひろ FLASH BACK LIVE 2022 レミニセンス presented by WOWOW『INVITATION』の公演を全編楽しみました。

　開始は、午後7時を少し過ぎた（10分弱）時間でした。構成を全く知らずに入場しましたが、冒頭から1時間半以上（約1時間40分ほど）を休まず歌い続けたのですが、客席では、全員がスタンディングの姿勢で甲斐よしひろの入場を迎えただけでなく、その時間全部を立ち続けでした。いや、驚きでしたが、私もスタンディングのままで過ごしました。ロック歌手の場合は、それが通常なのでしょう。

　会場は、中規模のホールで700－800人規模の収容でしたが、前列の部分は平床になっており、その部分も椅子がおかれ、それがVIP席とされていました。私がご案内いただいた席はそのVIP席の一角で、前から7列目、一番中央寄りで、横の席が空けらTVカメラが設置されていましたが、全体で、移動式、ハンド式などのカメラを含めて7台が使われていたようでした。WOWOWで後日、ライブ配信される予定が発表されていました。下世話な言い方ですが、そのVIP席は18000円也でした。飲み物は入場時に別途購入が必要ですが、NOアルコールに限られているようでしたが、私向きでした。正直に言って、自分払いであれば、足を向けたかと言えば、否でしょう。とにかく、力強い声でした。ライブですので、客席と一体感を持った内容で、客席は全員が満足していたでしょう。

　なお、私は甲斐よしひろの歌は、聞いたことがあります。それは、ライブハウスの照和だったか、西南学院大学の体育館だったかは覚えていませが、いずれにしても福岡に住んでいた、紛争時代のことですが、もう甲斐バンドと名乗っていた時代です。なお、妻に話したら、自分の知り合いは、よく照和で、甲斐バンドの演奏を聞いたいたということでした。その息長さに感心しました。客の年齢層を見ると、60歳代と30歳代に分かれている様子が顕著でした。恐らく、親子の世代で普及したのでしょう。

　私は、町田市に越してきて、故山下敬二郎と知り合いになりました。一番の思い出は、町田市民ホールでその山下敬二郎ライブを開催したことです。町田市民ホールが満杯になったことで、その山下さんもとても喜んでくれました。マイクスタンドを斜めにしたり、動かしたりするのは、日本では山下敬二郎などが競ったロカビリー歌手の手法でしょう。

　山下敬二郎と甲斐よしひろが大きく異なっている点がありますが、それは山下敬二郎は語りが多いこと、それは、お父さんが有名な落語家、柳家金五郎の息子であったことがその特徴を示していたのだと思いました。他方、甲斐よしひろはライブであっても、次々に歌い続ける、それがライブ客を満足するという発想であるようでした。

　今日の公演でも、アンコールがありましたが、その時の語り、客席に呼びかける時に、語りが多くなった感がありました。

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