毎年大学祭を見学してその論評をしています。今年は全部で10校(同じ大学で2か所のキャンパスの別の日に開催されたものが1校ある)の大学祭を見学しました。各大学ごとに内容を評価し、全部で10回の感想を書きました。本日の東大駒場キャンパス(東大教養学部)の大学祭である駒場祭を見学しました。限られた時間ではありますが、広範囲に見て回りました。その結果は総合評価で第3位としました。2022.11.20
まず、観客がとても多く、ネットの事前予約制でした。本来は、土曜日に行くところ、日曜日の昼となりました。行ってみると、予約文の通り、正門ではなく、西門側に回り、広場になったところに受付のセンターになっていました。さすが東大です。そこで、大学祭パンフレットも頂きました。
東大の裏と言うべきところには立看がありましたが、「国葬阻止」と言うかなり以前のものでした。そこから銀杏並木の下を通り、いよいよ、テントが見えるところにたどり着きました。まず、「腹ごしらえ」と思い、食事提供の場を探しました。テーブルと椅子が用意された飲食スペースが中にあて、その周りを幾種類かの食べ物を販売するテントが巡らせてしました。延々、整然と並び、中に入りました。座る場所が無くなるような侵入を阻み、蜜を減らす意味でしょう。幾種類かのものを注文し、それを座って食べました。正直に申し上げて、味は法政大学市ヶ谷キャンパスの方が上でした。どちらも、学生が食事提供をしている店で構成されています。単価は比較的に良心的と思われるものでしたが、如何にせん。量が少なすぎ、買い増しをしました。東大の駒場祭は意外と商売上手だと悟りました。
途中で、出し物の下調べをしていましたが、流行りの茂木健一郎氏が特別対談が間に合うものでしたが、わざわざ、大学祭で聞くことも無かろうと見過ごしました。聞いてみたいものは、公開講座の中にありましたが、日時設定が合わず、見逃すことにしました。
「東大」自体を紹介する、疑似体験させる、などなどがあり、さすがあまたの大学の頂点にあるものだと脅かされました。親が子どもを連れてきて、時間を過ごす空間にピッタリの感でした。つまり、これが一番受けるのではないかと推測するものでしたが、高尚さを求める視点には、野音セットで行われているダンスは月並みでした。もちろん、終日見たわけではないので、単に、象のしっぽを見て、全体像を語っている可能性があることはご容赦願いたい。
学術企画の部屋をいくつも見て回りました。特に、21KOMCEE West館が中心でした。農業の分野を複数の選択肢から選んで「100年後の地球を考えよう」と言うものでした。パネルに数種類の特徴が列記され、パソコンで選択し、その理由などをこれまた選ぶものですが、もう少し、子どもか、大人にも興味が起きる工夫がほしかったと思います。
そうした中では、生産技術研究所の各教室の企画が優れていました。説明員と言うか、担当学生、院生がフレンドリーに話しかけ、出展内容の紹介に励んでいました。電気自動車のブレーキ機能の向上を制御の考えから研究するものなどが生活にも密着し、関心が持てました。
様々な水が変動する具合を研究している研究室コーナーがありました。地球の変動と日常生活を結びつける課題でした。
その他、諸々、足早に動き回り、暗くなった時点で、雨が降り出す中、傘をさして正門を出ました。
祭典の看板も2か所で見かけました。立派なものですが、70年代の九大アナーキズム研究会の看板を知るものには、もっと芸術性を求めてもらいたいと思ったところでした。と言うことで、日大芸術学部の作品を見てみたくなりました。来年は、その日程を組み、現地報告に当たりたいと思います。以下、画像で追加。
と言う次第で、駒場祭はボリュームでは断トツですが、展示の多様さ、説明の丁寧さ、体育会系の実演のレベルで、玉川大学に数段及ばずと言う次第です。また、文化学園大学=文化服装学院は単科大学であることで、総号大学の東京大学と比べることが難しい面がありますが、出品とファッションショーのパフォーマンスがプロ的であることに関して、東京大学より大学祭・学園祭として上位であると見なすほかありません。よって、東京大学駒場祭は、大学祭総合3位としました。
*動画を使アップ予定
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