4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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統一地方選挙の激変とその予兆の解釈③(政党と候補者、無所属候補)2023.01.16

選挙
現場整理やチラシ配布に何度も参加しました

 この記事は、統一地方選挙の激変とその予兆の解釈①(政党と候補者)2022.12.17 
 と
  統一地方選挙の激変とその予兆の解釈②(西東京市議選の結果を見て)2022.12.27 の続きです。
 ココでは、前回記述の政党・政治団体(日本維新の会、参政党、NHK党(翼の党、政治家女子48党を含む)を省いて記したいと思います。

 つまり、れいわ新選組や、その他の既存政治団体の候補者擁立状況を見渡してみましょう。
 まず、れいわ新選組のことですが、そのHPから特徴を見てみたいと思います。れいわ新選組は、2022年(統一地方選挙の前年)に華々しく打ち出された、統一選候補者選考を求めた研修設定で、研修と活動に参加したものの中から候補者を選ぶとしていますが、HPの当該ファイルを見ると、2022年9月から機能していないことが伺えます。

 また、自治体議員選挙の公募の案内では、すでに二次募集 令和4年1月4日(火)~の段階を迎えていますが、候補予定者の発表人数は微々たるものです。通常は、その進展状況が一覧で見渡せるほうが、当事者に目安になりますが、それがありません。現実は、とにかく応募してみてくださいと言うわけです。それでは、どのように説明されているのかと言うと、個別の統一地方選挙の予定候補者の発表が、個別に記載されており、また、個人のHPなどをリンクするシステムも取っていません。この状態では、通常、単に、記者会見して予定候補者を発表したのみと理解するほかありません。*日本維新の会の公認候補予定者の場合、そのSNS等によると、毎日、のぼりや看板を持って、駅立ちや辻立ちを行う、「身を切る改革」だと騒ぎまくっている様子が伺えます。見渡すところ、維新の予定候補者に具体策が提示されるケースはまれでしょうが、その突進力だけで支持をされるものでしょう。統一地方選挙の時期には、れいわと維新の候補予定者の行動に大きな差が出ていると思います。

 れいわ新鮮組が、参議院選挙や衆議院選挙でうまく行っても、地方選挙で上手くいくとは言えません。その地方選挙では、リアルな地域や個々の住民に接する行動を回避して当選に至る道は極めて厳しくなっています。ましてや、選挙に当選した場合には、もっとリアルな政治状況を日々体験する事態が続きます。この間、山本太郎参議院議員には、多数のボランティアやプロ市民が集いました。特に、旧「MPD・平和と民主運動」系統の現職地方議員も集まっています。彼らが一斉にれいわ新鮮組を名乗れば、政治・選挙経験が長く、当選に至る道が相当数確保されるでしょう。ただし、彼らは無所属で地方議会にあった方が自らの行動が自由に行えるという妙味を知っているので、新興政党に自分を託す気にならないのかも知れません。それの草創期には知人もあって承知している分野もありましたが、時が立ち、目や耳にした知人が一切無いので、内部情報、個別情報は知る由がありません。

 次は、東京都内で「自由を守る会」と言う地域政党を名乗る政治団体があります。当初、都民ファーストに集った系流ですが、その後は小池東京都知事と真っ向から対抗するスタンスで、上田令子都議会議員(3期)、渡辺大三小金井市議(連続8期当選、直近選挙でトップ当選)らが参加するグループです。旧「みんなの党」に集まったことにこだわる気配がありますが、それはすでに破綻したものであり、独自性があるものは継続し、それが薄いものは脱落していくのでしょう。基礎自治体の選挙にあっては、「都民ファーストの会」の看板も、小池都知事の推薦もそれほど共感が広がらない状況でありますが、他方で、「自由を守る会」も反小池都知事がメインでは、区や市の議員選挙には通用せず、なぜ、地域政党かという疑問に自身が示すことが難しくなるでしょう。以下、参照して下さい。

西東京市議選開票速報、早読み2022.12.25:アップは26日

 その他、参議院選挙に無所属で立候補した乙武洋匡氏が立ち上げた「未来をつくる政治塾」もその参加者を集める過程にあります。落選者に何が出来るという意見もありますが、都知事選、参議院選で落選した、(旧)平成維新の会を立ち上げた大前研一氏は、その後も「一新塾」を運営し、政治家養成を続け、今に至るも地方政治家が存在しています。乙武洋匡氏にそこまでの力量は無くても、大前研一氏と比べ、そのチャレンジャー精神の旬さに人が寄ってくる側面がありますが、ただし、その講師陣が単にメディアに売れている人材をそろえるという内容(一部、現職首長の顔があるが、大人数が乱立する基礎自治体選挙に通用するか疑問でしょう)に過ぎず、海千山千が戦う統一地方選挙の場面に、大げさな評論家の話を勉強した程度の付け焼刃が有効かどうか、思うに、政治家を志したずぶの素人がこの講習受講と受講料で当選するなら、世の中万々歳と言えますし、半面、世の中は素材さえよければ、甘いもんだと言う言い方もできます。

 なお、東京にはその他に、「無所属」系の議員、候補予定者のグループが存在する。東京無所属ネットワークと称しているグループがある。リーダーと言うか、取りまとめと言うか、新宿区議会議員の「のづケン」氏は、政治センスが高いと思われます。このグループは、区部を中心に無所属議員を輩出しているが、参加した新人候補者や新人議員が同氏に並ぶキャリアを維持できるかははなはだ疑問を感じるものです。それは、候補者が若さと見てくれ優先の路線とうかがえる感があり、基本は住民代表たる人物であるという評価を優先していただきたいと思っています。

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吉田つとむHP       町田市議会議員 吉田つとむのブログ

コメント

  1. […]  自由を守る会のことは、統一地方選挙の激変とその予兆の解釈③(政党と候補者、無所属候補)2023… の後段で記述していますが、少し、加えて来ましょう。このグループは、22年12月の西東京市議会議員選挙で候補者が落選しています。この自治体は、一般政党が強いわけではなく、ずっと旧世代の全共闘一派の無所属議員がトップを占めてきた選挙区です。他とはまた違った力学が発揮されています。 右記参照:西東京市議選開票速報、早読み2022.12.25:アップは26日 また、近くの小金井市議会も無所属議員がトップになっています。その議員と言うのが、この自由を守る会の幹事長を務める渡辺大三市議です。先日の市長選挙と同時に行われた市議補選(2議席)では、そのグループ(選挙は無所属)から候補者を擁立し、見事、市長候補(当選)の系統候補を抑えて当選する力を発揮しています。そして、代表の上田令子都議は、小池都知事と日々戦いに明け暮れても元気な人材で、この両者(代表と幹事長)が選挙好きであり、共に行動力があるタイプです。しかも、この両者は統一地方選挙に出るわけではないので、東京都内を東奔西走するでしょう。ただ、懸念は今回の統一地方選挙では、小池都知事が主役になることはなく、都内の基礎自治体=市区町村のあり様を問う選挙になっているのであり、都政が中心テーマになることは無いということでしょう。 このグループ当たりになると、選挙プランナーがほとんど無くなります。それは、現場は自分たちが知っているという自負心があるからであり、また、そこに集まる人材はそうした分野にお金と時間をかけたがらないタイプが大半共通しているというということでしょう。 […]

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