昨日は、所属する健康福祉常任委員会の議案、請願(本人の意見陳述と、請願者への質疑)を審議し、討論、採決が行われました。以下は、私が行った条例案、予算案に関する質疑事項と答弁などのメモです。当初、予習で書いておいたメモを冒頭に記し、答弁や再質問事項を下段に記しました。名称や数字などで不明な部分は割愛します。後で、必要なものは別文とします。また、委員会は2日間を見込んでいましたが、時間を伸ばし、午後7時半近くまで審議を行い、1日の日程となりました。所管部が4部(いきいき生活部、市民病院、地域福祉部、保健所)あり、午後の適当なところで、どの部門まで進めるかを協議し、それを担当部署に委員長から伝えられます。担当部に無駄な時間を要しないようにするためです。本庁に部署がない、市民病院や保健所が対象になると、往復してもらう手間を省くことを優先するものです。この日は、保健所(本庁から、徒歩5分の距離)の説明、答弁があるために、その時間が優先されましたが、かといって、審議事項を無用に省くことが起きないようにしています。なお、町田市議会では、常任委員会の質疑に、事前通告の必要性はなく、その場で発言できます。逆に、行政が即答できないものは、後で説明を聞くことで了解しながら進行します。あるいは、資料が必要になっても、会議をできるだけ留めず、他の質疑を優先する方法も使います。
◎地域福祉部
地域における福祉の困りごと相談支援体制強化事業 概要 73p
概要に「拡充」とあるが、設置済の場所での拡充事業はあるか、
単に、鶴川にも作るということで、事業エリアが拡充したという意味か?
旧来の地区協議会、民生委員との関係は?
専従の人、あるいは職員がつくということか?(どういう人か?)
*この項は、質疑から削除。多数の議員が質疑した項目でした。
地域福祉部予算総括表 161p
中国残留邦人等支援費
支援の内容、対象者(期間、家族)
生活保護との相違点
*この内容は初めて質疑しました。「中国残留邦人」は、日本人で第二次大戦以前に中国にあって、その戦争以降、様々な理由で国内に帰り損なった人が、その後、数十年を経て、国内にかえって来た人に対する支援の措置で国が決めたものです。内容は、生活保護と等しい内容のようでした。帰国した本人にかかわるもので、その子どもさんたちは引き継がれないということであり、わずか、12世帯と言うことで、質疑をそれまでで留めました。
障がい者就労 165 障がい者福祉
障害 者 就労 支援 a 型(雇用型) b 型
町田市の場合、事業所数 人数 賃金と工賃
予算上の項目の区別はあるか
以前から気になっていたものですが、就労者が賃金を受け取る施設(a型)がわずかに1か所であり、就労者が工賃を受け取る施設(b型)が大半となっており、最低賃金法に基づく賃金を払うべき施設が2から1に減少したというものでした。相模原市に移転したというものでした。就労者に、月にわずか1万円程しか支払わない(b型)は毎年新設が続いており、増加傾向にあると言います。
予算上の明細には出てこないものでした。
果たして、町田市はその状態で良しとしているのか、改善が必要と言う考えであるのかを問いました。町田市の方針は明確でなく、現状を放置しているものに見えました。果たして、障がい者が生活(就労収入が、最大で月1万円)が改善されないで良いのかと思いを強めました。
◎いきいき生活部
高齢者福祉費 シルバーピア事業費 概要178p
シルバーピア事業は、高齢者集合住宅居住者のみのサービスか?
対象人数、協力員の人数 仕事の範囲
指定する高齢者集合住宅居住者に対するサービスで、65歳以上の居住者を対象に、週3回見回りをするサービスだというものでした。現在、23人がいるとのことでした。都立住宅には、協力員もあり、あるいは市内13カ所に高齢者サービスセンターがあり、それらと仕事が重複していないかと質しました。
医療事業事務費 繰り出し金 概要179p
後期高齢者医療事業会計
国民健康保険事業会計
国民事業会計はその自立を目指して、一般会計からの赤字補填の繰り出し金を減少させているが、後期高齢者医療事業会計はどうなっているか。
*後期高齢者医療事業会計は、全て法定内の支出に限られているというものでした。
地域介護予防活動支援事業 概要 83p 介護予防事業会計
町トレのことか?
それ以外の事業は、実施しているものはあるか
*この項目は、他に問う議員が多く、質疑をしませんでした。
国民健康保険事業会計
納付状況 予算190p
収納率 95.73% 後期高齢者の収納率も同じと言うことは、同一の請求方法になっているということか?
介護保険が96.26%と高くなっているのは、一定額以上の国民年金受給者の方の支給額から天引きの方法が取られているからか。
後期高齢者支援金分現年課税分が100%になっているのは、同じく天引きとなっているからか。
*概ね、質した通りでした。収納率アップには、天引き、口座引き落としが最も有利になっていました。とりわけ、年金から引き落としを図るのが行政には一番のようでした。
*減免の割合 190p
減免率ごと、全額ゼロの人の割合
その分は、どの会計から負担され、名目はどうなっているか。
*減免の対象者は1%と言うものでした。21年度で571世帯とのことでした。
後期高齢者事業会計
広域連合納付金 予算書244p
124億円が納付金となっているが、この事業は実質、広域連合がやるということか
葬祭費 245p
これは広域連合が担当せず、町田市が実施しているのか
*この上記項目、2件は質疑しませんでした。
◎市民病院 事業会計
30号議案
18床減少440床 一般病棟より、 に重点を置く
ICUに来る患者が受け入れられなかった。救急を断る
ICUは一度入ると出る率が少ない 看護師1名で患者2名
中間施設HCUを開く 看護師1名で患者4名
収益は減らない
漢方減る
*漢方系の医療は廃止になります。外来患者の減少と、医者がいなくなったことが理由です。
上記の部分は、他の議員が質疑しました。
医療機器の取得 4p
全身用MR装置1.5テラ
結石破砕装置
昨年度に取得したガリレオの関係
オーダーメイドの製品か、既製品か、その導入時期
*前期に導入したガリレオは、年度末時期に入りましたが、5年度に導入する機種はもっと早期に入る見込みでした。新しい機種を期待する意味で質疑したものです。
給与費明細書 9p
初任給が大幅に引き上げるのは、第4定例会の議案で承知しているが、
時間外手当は初任給ほどのアップでないようだが、両者はリンクしたものではないか。
*時間外手当の上昇を見込まないのは、働き方改革で残業時間を減らすことに伴うものとの説明で了解しました。
企業債の借入額内訳 27p
年々金利が減少しているが、令和4年度の記載がないのは、年度末の実績で記載するためか、契約ベースで記載しないのか、
この先、金利が上昇する可能性が高いと思うが、本年度予算の記載額はどこに記載があるのか。6pの医業外費用の支払い利息及び企業債取り扱い諸費から読み取るのか
*令和4年度の借人金はこれから契約することで未記載と言うものでした。当然、来季のものも未記載となっています。
◎町田保健所
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の定着 190p
かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬局の定着とあるが、かかりつけ薬局は調剤薬局のことか。また、それは事前に門前薬局とドラッグストアをすることか。あるいは、いろんな病症でも特定の(どの病院の調剤もできるという)門前薬局を選択することか?
*病症によって、診療機関が変わるのではないかと尋ねました。例えば、外科的な診療と内科的な診療では、身近な診療所でも異なるだろうと質しました。当初の答弁では、人のライフステージで変わるとの説明でしたが、元来、1か所とは限らないとの答弁を得ました。歯科医の場合は、1か所で了解しました。薬局の場合は、診療機関にそった門前薬局となろうし、あるいは人によっては、一般の医薬品などの購入に合わせたドラックズストアーを利用する方が適正とする人もあるのでないかと尋ねました。否定されるものではありませんでした。
保健所予算総括表 189p
保健総務費、保健予防費、生活衛生費のマイナス予算は、総じてコロナ終息を見込んだ予算編成のためか。また、そのマイナス金額はコロナ減額分に相当するか。
*その通りでした。
イベントでの食提供、食品衛生指導の方針 193
餅つきイベント、野外イベントの調理提供
コロナの終息、ノロウイルス
*コロナの終息見込みで、徐々に野外イベントの出展申し込みが行われているとのことでした。ただし、餅つきは雑菌がつきやすく、その実施は難しい、飾り物に使う方法が取られているというものでした。元来、餅つきに執心してきたものには残念でならない気持ちを表明しました。
病院事業会計負担金 児童手当 194p
内容はどのようなものか。
*この項目を外しました。
なお、議案の結果などは、別の記事としました。
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吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント
[…] なお、議案の質疑内容に関しては、昨日の健康福祉常任委員会、質疑事項を掲載2023.03.08 をご覧ください。 […]