町田市議会は本日より一般質問日程となり、私はその質問を最後に終えました。明日からは、人の質問を聞き入る日程となります。
さて、音喜多 駿氏(日本維新の会 政調会長・参議院議員)が不思議なことを書いていました。ツイッターですので、間違いが無いように全文を引用します。行間などは割愛する。
先ほど政調役員会でもお伝えしましたが、明日AMはガーシー議員除名の採決のためだけに、参院本会議が行われます。
その時間帯は、ずっと前から参加できるように調整していた次女の幼稚園の卒園式。
……ぬおおおお!
このやり場のない気持ちはどこにっ!ぶつければ!!(号泣)
<写真>
私の返信は、以下の通りです。
娘の卒園式があるので、本会議を午後にずらせば可能だろう。政治家としてゴリ押しが得意なんだから、そんなことはやってみればよいだろう。通常、懲罰優先、議運で会議時間は決める目もの。
明日の本会議で取り扱われるのは、懲罰委員会で決定した、ガーシー議員の除名議案の採決するための日程である。先に懲罰委員会が、議長あてのその議案を提出しており、議運が日程調整したもののはずである。本会議の運営では、原則的に、鈴木宗男懲罰委員長が提案理由説明を行い、本人が一身上の弁明(*書いている最中に分かったが、懲罰委員会で代理人が弁明)をしたあと、質疑が行われて、反対、次いで賛成の討論があるだろう。調べたところ、ガーシー氏本人は国内にはいないので、同じ党に所属する浜田聡参院議員が代理で弁明を行うという予定になっているという。また、上に書いた「質疑」は「尋問」と表記されるようだが、議案に反対する立場の議員が尋ねても尋問と言うかは不明だと思う。弁明も、質疑も、討論も延々と行われる可能性がある。何時間かかるかわからない。*予定の10分を超して浜田議員が弁明を行ったことで、委員長が何度も制止したとされる。
要は、国民から直接選挙で選ばれた参議院の在籍議員の除名であり、国民の意思を確認せずに参議院から追放する処分であり、議員の真摯な議論も無しに、可否が決定されるはずはありません。しかも、議員の除名処分は3分の2以上の賛成が必要とされており、議案の中では最重要なものとされています。
音喜多 駿氏がかわいがっている娘さんの卒園式に出たい心境は一面で共感を呼ぶでしょうが、彼が書き込んだ内容は、議会と議員の尊厳をないがしろにする心を表したものと言えましょう。本会議の採決では圧倒的な多数決で、ガーシー氏は除名処分になるでしょうが、それに至る舞台である参議院本会議に、参議院議員全員が出ることが義務であり、反対と賛成の討論を真摯に聞いた上で採決に臨むのが政治家の宿命と言うものでしょう。
音喜多 駿 日本維新の会 政調会長・参議院議員は、政治的な決定のプロセスに対して軽すぎる人材であり、政治家とは、相手の話を聞くのが仕事と言う真摯な判断にかけていると思うほかない。鈴木宗男懲罰委員長の爪の垢を飲ませてもらわないといけない人物だろう。

要は、合意を得て、会議の日程をずらせばよいことです。明日の採決にすればよかったことであり、午後に採決時間を伸ばす工夫をすれば良いことです。自分が参加していなくても、選ばれた人が出た議運の決定は何より重要です。

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