4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

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統一地方選挙の実態的総括⑥吉田つとむの令和元年記事と今回選挙分析の比較、及び、井出よしひろ元茨城県議(公明党)の分析内容2023.04.28

選挙

 今回の統一地方選挙では、若手や新人が大勢当選したと言われています。ということは、高齢者とベテランが落選したということになるのでしょうか。具体的な数字があるわけではありませんが、以下は、個人の感想です。前回の統一地方選挙で、元役職議員の再選が厳しくなる見込みを書いていましたが、事態はもっと進行していたようです。

よもやの落選でした。下段の、4年前の記事をご覧ください。

 統一地方選結果:議長職終え賞味期限が切れかかるか?世田谷区・台東区元議長の面々2019.04.25
 世田谷区の自民党の元議長は落選でした。政治的な才能は特別に持った人物でしたが、私の前回の指摘を踏まえてくれなかったのでしょう。台東区の立憲民主党の元議長はなんとか持ちこたえていました。さらに、目黒区の自民党の元議長は、私が親しい友人でしたが、その二人も落選でした。目黒区議選の結果を見ると、住民の政治家への期待、要望、要求の変化、前と同じでは許さないという、政治家にとっては厳しい現実が訪れていたと実感するものです。

 統一地方選の実態的総括①:ベテラン(特に議長経験者)は不要、トップは芸人、世界を知る若者、若手の維新候補などが占める2023.04.24 こちらが今回の記事ですが、後段は付加的な内容を記しています。
 また、前回の統一地方選挙では、全国でママ候補が幾人も登場しましたが、今回は、それが更に顕著になりました。それらのママ候補はより強力になって選挙戦に参加する趨勢になったと言えましょう。以下は、前回の統一地方選挙の記事です。
美人すぎる市議:藤川優里さんが、名家の美人子育てママ候補に首位を奪われ2位に転落
 八戸市議選においては、その差が更に定着した様子でした。しかし、その藤川さんは、前回の結果にくさらずに、しっかり2位を保ったことは立派なことです。議会の役選で新たな力を発揮されること、さらにはその次の選挙でも飛躍を期待するものです。

 今回の統一地方選挙のハイライトは、選挙の告示日翌日に出産、そして選挙はトップ当選したという内容でした。実際には、その候補者は日本維新の会の新人候補であった、さらにその東京都北区は、日本維新の会の音喜多俊参議院議員が、都議会2期目すぐに小池都知事と対決し、さらに、北区長選挙に出たが、敗退した、そのことで、日本維新の会から声がかかり、参議院東京選挙区の選挙に維新公認で立候補し、最下位当選(6位)したものです。それでもって、時間を置かずに、党の政調会長に就任となった次第です。そうした一連の流れ(都議選の記載省略)があって、日本維新の会にとっては、大田区と並んで東京進出に一大拠点の一つになったエリアでもあるわけです。
 異例の選挙戦 告示翌日に出産 女性候補が北区で”トップ当選”(テレビ朝日)
 それをTVのニュース記事になると、上記のようなタイトルに収まるわけです。TVって、ドラマの構成が先に出来ているのでしょう。もっとも、「維新」と「音喜多俊参議院議員」にとっては、テレビ朝日の感動ドラマの方が今後の実益が大きいというものでしょう。*吉田つとむ個人の見解です。

 自民党は、衆議院補選で4勝(1敗は、和歌山で日本維新の会に取られた)できたことで、勝利ムード、地方選挙で少々のくぼみが出来ようが関心ないというのは、国会議員の本心でしょう。国会議員の存在、数が肝心でそれが満たされれば、途中のつまずきは良い薬と言う心構えが、この党らしいとも言えましょう。ただし、自民党地方議員は、自民党の傘の下で、自分で票を稼ぐの元来の務め、状況が悪くなれば、無所属にいつでもなれるそれが自民党地方政治家の大半の特徴です。先の茨城県議選で示されたことで、あとで自民党系会派に入ってくれると信じて、仲間意識で対応しあっているのが自民党地方政治の強さでしょう。

 立憲民主党は、救いがたい政党のようで、「地方議会は数が増えている」、「若い候補者が当選した」として、党が前進しているかのように党代表が言えるところがノー天気なのでしょう。早く、国会解散があって、日本維新の会と国政政党の第2党(野党第1党)のポジションと入れ替わった方が、政治の活性化となるのではないでしょうか。  

 共産党は、さすがに党勢が後退したことは党委員長でも否定はしていませんが、彼らの場合は自らは政策、主張は正しく、「相手党が国民をだました」などと問題設定を行う見解は変わりません。あるいは、他党派が共産党と連携をしないことに不満を募らせているのみで、自らの問題点を掘り下げることは無く、過ごしていることが問題でしょう。
 現在は、130%の赤旗販売拡大、党員拡大を図ることで、選挙で決する議員数の後退が解消されるように自己暗示に落ちっているようです。それでは、こぼれおちる数のことが勘定に入りません。プラしマイナスで、総号でマイナスにもなりかけないという課題が出るし、赤旗拡大、党員拡大の押し付け商法が、一般に、人を共産党からより離反させるなるかも知れないという発想が欠如している点が官僚的組織の表れであろうと思っています。
 組織の劣化、党外への波及力の衰退と言う現実を見過ごして、頑張りだけで、選挙結果の回復はかなわないでしょう。共産党の選挙関係者の中には、候補者の若返りでそれが解消されるかのような意識が生まれています。例えば、三重県議会議員選挙で25歳新人女性・元看護士が共産党に1議席を復活させています。そうした若手、女性、資格者の人材を擁立すれば、若干の当選可能性は高まるでしょうが、既存の議員(同候補)をどうするのか、政治経験の伝承をどのように確保する(本当に、議会内で他会派との論戦に対応できるのか力量を発揮できるか)のか、解決するべき課題の方が大きいでしょう。思うに、次の統一地方選挙より前に行われる衆議院選挙、参議院選挙で、共産党勢力がさらに後退している可能性が高いと推量しています。

相応の準備と活動があったが、選対幹部の思考が硬直。最終日の党委員長が出てくる点もマイナスにしかならず。千葉県船橋市議選

 そうした中で、公明党では、今回の後退をどのようにとらえるか、長期在任となっている党代表をそのまま変えないで戦った統一地方選挙であり、当事者の代表自身、あるいは、谷合正明参議院議員などがオープンな方法で、SNS等の対応策を検討しようとしています。その分、共産党と違って、組織としての健全性が残っているのだろうと思います。そうした中で、茨城県議会議員当時から優れたネット情報を提供してきた、元茨城県議(公明党)井出よしひろ氏の公明党選挙分析に注目されるものです。

ネットの向こう側の有権者との共感を/地方統一選挙を振り返って 元茨城県議(公明党)井出よしひろ氏 2023年4月26日記載

 元茨城県議(公明党)井出よしひろ氏は、茨城県議を6期24年間務めた人材です。私が政治家インターネットの創成期に書いた、「地方議員のための支持者をふやすホームページの鉄則」(学陽書房刊)の中に登場する優れた地方議員の一人でした。とりわけ、当時からネットの意義を先駆的に理解されていた人材です。

 なお、公明党の記述については、別途、詳述したいと思います。
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 吉田つとむHP         前町田市議会議員 吉田つとむのブログ

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