4期連続TOP当選 吉田つとむとは?

過去各種選挙に15回立候補し、8勝7敗する。直近の令和4年の市議選に出て勝利し、4期連続トップ当選。個別対応形式のインターンシップが好評で若者育成を図る。自民党を排除された後、現在まで完全無所属、支持政党なし。6期目に議長も務めて改選し、7期目に町田市議選史上最高票を獲得。さらに、8期目は7期目を上回る史上最高票9206票を達成。議会内では「無所属」に参画。ユーチューブ「発見動画チャンネル」を運営。零細企業営業マンを務め、政治経験が長い。ネット関係の著作、講演もある。

ビジュアルサイト

統一地方選挙の実態的総括⑧一挙に議員世代が若返った時に、ベテランor高齢議員が必要とされるタイプの特徴2023.05.02(相模原市・八王子市・世田谷区)

選挙
相模原市内で開催された小田急多摩線延伸を求める会合

 前回は、次の言葉を結びとしました。

 議員として、一般の議員として議会質問、質疑、討論をこなし、あるいは他の議員と議会内で連携する会派代表者(幹事長)を務めて、立派に責務を果たすことも欠かせません。と同時に、気を見て、あるいは実力を持って、議員の選挙で選ばれる議長や副議長に就き、議員の代表として立ち回ることも必要でしょう。それ以上に、役職を終えた後に、あるいはリーダーを次の世代に譲った後、なおかつ、住民から必要とされるかが重要だと考えています。

 前回の記事は、統一地方選の実態的総括⑦:「ベテラン(特に議長経験者)は不要」を跳ね返した須田毅81歳:相模原市議現職候補2023.05.01 でした。
 今回の統一長選挙の前半戦、政令指定都市の相模原市南区では、定数18 名のところ、6期目・元議長の須田毅候補は、最後の18位で当選しました。当選年齢は81歳でした。須田議員は、年齢の割にまだ期数がまだまだと思い、思考も体も気力も十分働けるという信念から今回の選挙に臨みました。詳細は、上記の記事の通りです。
 相模原市議会議員選挙 全選挙区の当選者は 党派別も【詳しく】2023年04月09日NHK首都圏ナビ

須田候補:熱熱な支持者が基本のなのでしょう。
阿部候補は選挙カーを使わず

 お二人とも友人ですので、ご本人のHPから拝借しました。

2023.04.29午前6時に撮影、こちらは昨日の記時に使ったものです。

 相模原市議会議員の全定数は、46名です。当選者の世代を見ると、70歳以上は3名のみです。高齢者が陣取りしているように言われますが、現実は、30-50歳代が多く、60歳代はそれ以前からの当選者です。相模原市議会では、当選回数で言うと、6期目は超ベテランであり、5人に過ぎず、7期目は1名のみです。つまり、高齢者も少なく、ベテランもそうそういるわけではないというのが、現実の選挙結果と言えましょう。以前は、10期当選、80歳と言う人材もありましたが、急速に世代交代したと言えます。
 他方、1期目当選者が11名、2期目当選者が10人となっており、どんどん経験者が押し出され、高齢者として引退を余儀なくされるか、落選の不名誉を負う状況が生じています。果たして、新人や中堅だけで議会が構成されるのが良いのかと、高齢者とベテランは問題設定をして、住民と向かい合う必要があるでしょう。

 それでは、八王子市議会の様子を同様に見てみたいと思います。
 八王子市議会議員選挙の定数は40名です。立候補者は58名でした。その立候補者を見ると、現職・新人を含めてそもそも70歳台以上は、ゼロです。当選者で見ると、60歳代は6人で、大半が60歳代に乗ったくらいで、高齢者は不要と言うのが、八王子市の候補者と住民選択でしょう。
東京都 市議選2023年八王子市議会(朝日新聞デジタル)2023年4月23日投票 *資料として期数が書いていないのが残念です。
 なお、知人では、福安とおる候補は6期目当選61歳です。議長、副議長を経験し、自民党の役職も多数経験する人物です。前回下位に順位を落としていましたが、今回は29位に復位しています。おめでとうございます。前回の結果の反省があった活動が行われたのでしょうが、今期では真に力を発揮する機会をたびたび作り、現状に安住されないことを願っています。
 このように、八王子市議会は新陳代謝が大きな自治体議会です。役職だ、ベテランだという押し用語では通用しないのでしょう。八王子市議会選挙においては、70歳代はもちろん、60歳代でも選挙戦を戦い、住民の皆さんに評価されることはとても難しくなっています。チコちゃんではないですが、ぼーっとして議員をやっていると足元をひっくり返される可能性があります。

2月6日に行われた多摩地域の議員研修会です。これが最後の活動になった前期議員の方もあったでしょう。
 世田谷区議選については、すでに元議長の区議選落選の記事を書いています。それ以外に、別の元議長の方が落選していることがわかりました。それは、三井みほこ候補ですが、3620票で51位の次点落選です。最下位当選が3621票と言うことで、選挙管理委員会に異議申し立てをされているというニュースがあったために気づいたものです。三井みほこ候補は元自民党の区議で、議長の経験も持つ人材です。4年前には、自民党の側で現職の保坂区長に挑戦し、惜敗をしています。その後、介護関係の仕事をしていたということですが、今回は無所属で区議選に挑戦する経緯となったようです。
 大方の評価は世田谷区と言う巨大な人口流動性を持った自治体であり、その知名度が薄らいでいたことが背景にあるとみているようです。私は、少し違っており、そのポスターやリーフレットを見ると、2期区議を務め、議長を経験をしていることが大きな肩書となっています。果たして、大都市の世田谷区で「元議長」の肩書がどこまで通用するのか、ひょっとして邪魔になるのではないかと推測しています。
 私が思うに、区長選に立候補経験があるわけですから、再度、区議として立候補するのであれば、如何に自分が大きな働きができるかを打ち出すべきであった。無所属で出るわけですので、自民党候補は相争う立場になるわけですが、失礼ながら、候補者として慢心があった、「元議長」の役職に胡坐をかこうとしていたと感じるところです。もちろん、選挙結果の異議申し立てが通り、議席回復になるかも知れませんが、本来は、トップを含めた上位当選をするべき人材が、元議長にこだわり過ぎたことが世田谷区民に通用しなかったとみるべきものでしょう。
 なお、世田谷区議選では、常連の阿部力也候補の名前がありませんでした。この間、6期連続当選を果たしている議員ですが、無所属で毎回上位当選をしてきました。調べてみると、昨年から病気になり、本年4月に手術をしたと言うものでした。現在は回復しているということですが、すでに選挙は終了しています。体を動かすタイプの政治家は健康が第一と言えます。また、挑戦の機会を期待しております。
 #統一地方選挙,#元議長,#相模原市議選,#八王子市議選,#世田谷区議選,#区長選挙立候補者,#役職者,,#町田市議会議員,#吉田つとむ,
 吉田つとむHP         前町田市議会議員 吉田つとむのブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました