都立大大学祭:初めての見学で70点をつける、聴きところは公開講座2023.11.02を掲載しました。この大学は「首都大東京」と言う名称を石原慎太郎都知事時代に変更されたものが、小池百合子都知事によって、昨年から再度、東京都立大学(以降、都立大と表記)に戻されたものです。私はインターン生がいたので、ある意味、この都立大(首都大東京)はなじみのあるものでした。
ただし、大学祭は訪れたことはなく、今年初めて、日程の関係(11月2日も開催)とわかり、訪ねることにしたものです。大学の入り口で、実行委員から話を聞いたり、パンフを観たりして感じたことは、理科系の学部も充実しているにも関わらず、その授業やゼミのテーマや研究発表が見当たらないことでした。サークルのテントで飲食物は出されているし、ステージや体育館での演奏、歌唱の発表、文化部的な発表展示と紹介紹介活動はたくさんあるのですが、やはり、学問の府として、物足りなく、味も無いという考えを持ちました。これでは、50点の評価となってしまうものでした。
すると、公開講座~「当たり前に在るものを突き詰める」があり、名称からした一般参加者も入れると予測するものでした。私が聞いたのは、その第1講座「法律の日本語が難しい理由」(担当 桶舎典哲(おけしゃふみあき)法学部教授)でした。

入場者は少なく、少し早めに会場に入り、前から順に座ってくれと言うことで、一番前列の席に座りました。講座の世話をする学生の話によれば、撮影禁止、スマホはオフ状態というような趣旨説明でしたが、桶舎教授はざっくばらん、「気になった言葉などは、どうぞスマホで検索してください」と言う冒頭説明でした。所要時間は砂時計で表示、最後に、参加者の質問も受け付けられ、来評者として、最高評価の教授と言えます。ちなみに、その場で質問したのは別の参加者でした。
講座の内容を記載したいのですが、桶舎教授が1時間で述べたれたものを要約するのはとてもできません。単に感想です。法=法律の話をされたのですが、「掟」というものから始められました。共同体から背いたものは、その共同体から追放する=生きて行けない状態とするという説明でした。
時代と法、掟と法律の話がありましたが、江戸時代の「高札」の話が印象的でした。なぜかを考えさせずに、禁止事項が書かれているという趣旨でした。権威で縛るというものでしょう。
桶舎教授は民法の先生であり、日本の法律の根底で働くものを御成敗式目と見なされているようでした。公家の時代から武家の時代、それも幕府の権威が低下した時代である、鎌倉幕府第3代執権:北条泰時の代に制定されたもので、守護地頭から御家人までに配布され、役職者各自の権限や義務の在り方について説明し、明確化するというものであるようです。
(中略)これが、現在の民法において生きているというものでした。
「濫訴の防止」と言うことは重要課題であるそうです。関係者に膨大な労力をかけるし、裁判においては、裁判官、書記官、場合によっては調査官など貴重な労力と税金が注ぎこまれるという、資料の下りには、自分自身が人や組織機関を含めた一切の相手を民事の裁判にかけて訴えたことが無いことでも、その労力や資金を使うことを意識して避けてきているのでしょう。(注)交通違反の反則金制度導入の以前、自分が二十歳のころ、交通事故、違反点数の累積などで、略式手続きの裁判?=罰金を払うを受けたことがあります。反則金制度が出来た以降は、罰金を追うような経験はありません。また、自分が弁償の責任を求められる立場の裁判にも遭遇しています。(続く)
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