昨日訪れたものの記事を書きました。芹ヶ谷公園の「彫刻噴水・シーソー」の盛況さと、町田市立国際版画美術館の特集展示、飯田善國の版画と《彫刻噴水・シーソー》展の静観さ、2024.08.10記
町田市の芹が谷公園には、その中央部分に巨大な彫刻噴水があり、シーソーとなっています。作者は、彫刻家の飯田善國氏で当時、町田市に自宅とアトリエがあったと言いますが、その活躍の場は広く、その作品は箱根の彫刻の森美術館、東京国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、目黒区美術館、足利市立美術館などに置かれているというものです。
そうした中で、町田市の《彫刻噴水・シーソー》は巨大であり、かつ、日常生活にちなんだ動く野外彫刻となっています。ここは、夏場(シーズン的にはもっと広範囲)は子どもたちの水遊びの場となっています。昨日はウイークデーの9日(金)でしたが、目の子算で30人の幼児やその親をメインに小学生らが水遊びをしていました。そのプールの外にも同数ほどの人がいました。監視人の方の話では、週末や夏休みが始まった時には、山のように人が集まっていたということでした。ステンレス製の《彫刻噴水・シーソー》が動いていること、そこから水が流れ出すことで、人を集める魅力があるのでしょう。
この作品の周りには、木製のベンチが置かれていましたが、それに匹敵するほどの数の人が持ち込んだ簡易テントが置かれ、着替えや休息に使われていました。こうした簡易テントの普及が生み出した生活形態の変容もこの利用者の数に匹敵しているでしょう。昨日も、2台のキッチンカー(アイスやかき氷を販売する)があり、商売に専念してました。同行者はそうした店に関心が薄く、私はかき氷を食べそこないました。
この「彫刻噴水・シーソー」が完成したのが1989年、飯田善國氏が亡くなったのが2026年、この動く彫刻がそれから週十年後も、多くの人から涼を求めるアート空間として人気を博するとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。
さて、その飯田善國氏のミニ展覧会が隣接町田市立国際版画美術館の一角でおいて、特集展示、飯田善國の版画と《彫刻噴水・シーソー》が開催されていました。こちらは、上記の野外彫刻作品のイメージとは異なり、一般的な大きさの作品でした。こちらはどちらかと言えば、ひっそりとした展示でした。それは、企画展が開かれるスペースではなく、常設展示スペースの一角を使ったためもあったでしょう。実際には、その企画展、 幻想のフラヌール 版画家たちの夢・現・幻がより閑散としていたためでしょう。
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