ウクライナの戦況について:「航空万能論」の筆者が示す包括的な戦況と、日本メディアのウクライナ軍vs朝鮮軍の空虚な交戦情報との乖離20241105を書きました。
日本のメディアでは毎日新聞が、ロシア領クルクス州でウクライナ部隊と朝鮮軍の交戦を初めて書きました。他方で、ロイターなどではその交戦を確認する記事は一切でていません。なぜに、日本メディアは突出したがるのでしょうか。それは、本当にウクライナ軍と朝鮮軍が交戦状態になった場合、自分たちがその第一報を出したと言うメディアの前のめり精神でしょう。
「ウクライナ軍が北朝鮮兵を攻撃」とウクライナ高官 詳細明かさず(毎日新聞2024/11/5 04:05)
https://mainichi.jp/articles/20241105/k00/00m/030/002000c
さすがに、タイトルでは「詳細明かさず」としていますが、記事を見るとまるで見てきたかのような記述であり、実は空虚な内容です。
ウクライナと北朝鮮の交戦情報 官房長官「深刻な懸念」(毎日新聞2024/11/5 17:38)
この記事はウクライナ国防相と韓国メディアが話したとする情報を根幹として、他に裏づけの無い話です。
これらを見ると、ウクライナ軍はロシアとの交戦情報より、朝鮮軍の存在、対応物語を国家情報として発表することに注力しているように思われます。日本はその政府もマスメディアも翻弄されていると言えましょう。
ところで、現実のウクライナ東部戦争やロシアクルクス州の戦況はどうかというと、クルクス州では当初1000㎢ほどをウクライナ軍が侵攻したとしていますが、最近では700㎢ほどの縮小している、もっと近況では500㎢ほどまでに縮小したともみられており、それをウクライナ軍をさらに押し返す力量は無いように大方見られています。
他方、ウクライナ東部戦争ではロシア軍が多方面でじわじわと支配地を拡大し、それがとん挫して後退したと言う話は皆目伝わらないほどの一方的なロシアの進軍、進駐がドンパス地方で展開されているのは、「航空万能論」の日々の戦闘状況を見れば明らかです。
「航空万能論」は、自身の分析は控えめにして、ウクライナ軍の敗退が続く理由を、対外論評と、ウクライナ軍の当事者の言葉で書き記しています。つまり、兵が足りないと言う極めて単純な結論を書いていますが、それを補給することは最も困難であり、ほぼ不可能な話ということが理解されます。
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