世界的な通信会社としてもっとも権威を持つのはロイター通信社であろう。
そのロイター通信社は、掲載記事の最後に、次のように自らの指針を次のように書いている。
トムソン・ロイターは、「信頼の原則 (Trust Principles)」を支持し、情報やニュースの収集・配信における独立性、高潔性、偏見からの自由を守るために、日々努力を重ねています。
また、信頼の原則 (Trust Principles) は次のとおりです。
トムソン・ロイターは、いかなるときも、特定の勢力、グループ、派閥に支配されない。
トムソン・ロイターの高潔性、独立性、偏見からの自由は、常に完全に維持されるものとする。
トムソン・ロイターは、新聞社、通信社、放送局およびその他のメディア顧客に対し、ならびに企業、政府、機関、個人およびその他トムソン・ロイターと契約を締結しているか、締結する可能性のあるものに対し、偏見のない信頼性のあるニュースを提供するものとする。
トムソン・ロイターは、報道機関の利益のみならず、サービス提供先である多くの利害関係者を配慮するものとする。
国際的なニュースおよび情報ビジネスにおける主導的な立場を維持するために、ニュースその他のサービスおよび製品の拡大、開発および改良について努力を惜しまないものとする。
としていますが、朝鮮の事やその動向に関しては上記の原則が生かされているかと言えば、ノーと言うのが私の見解です。以前にもロイターのリシアの朝鮮軍に派遣されていると言う記事で、記事のもとをたどると、ウクライナ国防省の情報総局の発信や、ゼレンスキー大統領の発言がは大半です。
例えば、朝鮮軍がロシアに13000人来ている。もうすでに3000人が死傷している。あるいは1日の戦闘で1000人が死傷したと言う情報の基本は、ウクライナの情報総局から出たもの、ゼレンスキー大統領の口から出たと言うものですが、果たして、報道機関がそれらの話の一つ一つを繰り返しにそのまま記載して真実、事実なのか、私には、偏見を増幅させる情報機関に落ちっていないか、大いに疑問であるわけです。

このほかにも、以下のような朝鮮軍の愚かさや破滅性が書かれた記事の羅列になっています。
しかし、現実のウクライナ軍はどうなっているかと言えば、欧米から強力な武器を提供されても、それが特別の戦果を発揮したと言うニュースは度々出されるが、戦況を変えるような力を発揮することは無く、もう、クリミア半島が奪還できる、そこからロシア軍を駆逐できると言うレベルの話は起きてきません。
しかも、ウクライナ軍の大きな課題は脱走者が膨大に出て統制が取れない、今からでも戻ってくれば罪は問わないというレベルの法整備をしたわけですが、そんな措置を国民に見せて、果たして当事者がどこまで信用して、「はい、私はウクライナ軍に入隊すべきところを逃げ出していました」と名乗ってくる人間は果たしてどれほど出てくるだろうか。というのが現実である。また、あらゆる苦難をなげうって入隊、戦場にかりだされた兵士では同じ心情を持てるものかと問題に直面しているだろう。

しかし、現実はウクライナ軍の方に問題が山積しており、人的不足の問題が解決不能状態で存在し、欧米はウクライナに、軍人が足りなければ、ロシア軍に対抗できないのであれば、徴兵年齢を引き下げて、国家の明日の事を考えずに、今日の勝利を勝ち取れと命令してきています。それが出来なければ、戦闘から交渉に移れと指示しています。ここでは、朝鮮軍の話などほとんど出てこないのが現状を示している。朝鮮軍の話を万度も持ち出し、国際的な関心を東方の不思議な国家の不思議な軍隊に振り向けると言うのが、ウクライナとゼレンスキー大統領の情報戦なのでしょう。
日本人意識としては、そのゼレンスキー大統領の素人芝居のような手品話に乗り、朝鮮軍がバタバタと倒されるのを期待しているし、おなかを空かした朝鮮軍兵士がウクライナで満腹に引きずられて脱走して、ウクライナとアメリカの情報機関に最新の話題が提供されるのを何より願っているのではないでしょうか。上記の掲載記事等を見ると、日本人筆者の朝鮮とその人々を見下す視点が良く分かります。私が問うのは、果たしてそうした視点が現実を適切に評価することに役立っているか、逆に、現実を見る目を曇らしていないか、と警鐘を鳴らしているものである。(続く)
#ロシア領クルクス州,#悲惨な朝鮮軍を描く,#ロイターの指針,#ウクライナ軍,#ゼレンスキー大統領,#ロイター通信社,#人的不足の問題,#警鐘を鳴らす,#町田市議会議員,#吉田つとむ,
吉田つとむHP 町田市議会議員 吉田つとむのブログ
コメント
[…] […]