ウクライナ戦争の側面19:ロシア領クルクス州の侵攻に加わっていた自由ロシア軍の消息が無い2025.02.28を書きましたが、この記事は、「ウクライナ戦争の側面18:ウクライナ東部戦争の行方が大きく変わりそうな中、パルチザンはどこに消えたか2025.02.25」の続きです。
今回は、パルティザンの話に至らず、自由ロシア軍について記します。自由ロシア軍はロシアの政権に対抗するために、元ロシア軍人などが参加するウクライナの軍事組織とみなされています。その評価には、(ウクライナ支援の)義勇軍組織と書かけれることも、ロシア人武装集団と書かれることもあります。
これらの表記や説明からすると、自由ロシア軍は、ウクライナ軍の一部を構成する部隊として、ウクライナにあってロシア側に反攻攻撃をかける勢力になっています。つまり、基本はウクライナ国内にあって、ロシア軍と戦う体制になっています。
ここで、何が言いたいかと言えば、自由ロシア軍はパルティザンと全く異なると言う点です。それは拠とするところがことなり、自由ロシア軍はロシア人がウクライナに拠があって、ロシアをかく乱する、ロシア軍に攻撃を仕掛けるのですが、パルティザンはその当事者の国内にあって、コマンドのような部隊として、あるいはゲリラ的に当事者国の政治と軍事の機関に攻撃を図るものです。
ロシアのクルクス州のウクライナ侵攻と進駐は、自由ロシア軍がより中央(スジャ)に出てきて、クルクス州の陣取りと、政治を行うべきものであって、それがなされないところに、自由ロシア軍の存立基盤の薄さを表していると言えましょう。ロシア軍から逆攻勢にあっているとはいえ、ウクライナ領内から地続きでクルクス州の少なからぬ領域、とりわけスジャ周辺を強固に抑えており、本来、「自由ロシア」を謳歌してよいものでしょう。
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コメント
[…] 「宇米の両大統領が激論している間に、宇が露領クルクス州に侵攻した領域の戦線全域でロシア軍の反攻が強まっていると言う情報が増す2025.03.03」を書きました。 この記事は、「ウクライナ戦争の側面19:ロシア領クルクス州の侵攻に加わっていた自由ロシア軍の消息が無い2025.02.28」https://yoshidaben.jp/wp/2025/02/28/の続きです。 […]