昨日は、町田市民フォーラムホールで開催された、町田イタリア歌劇団公演「NORMAノルマ」を鑑賞2026.05.05しました。この「ノルマ」の公演は、5月4日、5月5日の2日間に渡って公演されるもので、本日の公演もあるというものでした。会場で主催者より、明日の公演も来る予定の人を尋ねると少なからぬ人が手を挙げ、ファンが定着している様子を示すとともに、2日間の公演で、出演者がいずれもダブルキャストになっており、来場者には両日の鑑賞がそれぞれ別の公演とも映るものでしょう。

舞台は、B.C.50年頃。ローマ帝国の支配時代、その圧政に苦しむケルト人(ガリア人)が反攻の機会をうかがっていた。ケルト人の宗教はドロイド教と言い、巫女がいて神の意志を伝達していた。そのドロイド教の巫女長のノルマは、ローマ帝国の将軍(提督)ポッリネーオと敵対関係にあるはずが、相手をしたう仲になり、2人の子どもをもうけていたが、当然、子どもの存在も他には秘密にしていた。
一方で、信者はローマ人への敵愾心を持ち、血気にはやる気持ちを強めていた。

それを押しとどめる立場のノルマは、ドロイド教の神や、祖国への忠誠心とでさいなまれる立場が強まり苦悩です。
一方のポッリネーオは、別の若い巫女でアダルジーザと恋仲になり、そのことをノルマにもにも知られることになり、アダルジーザの苦悩は最高に達するのです。もっとも、告白してしまうわけです。
2000年の前から男は禍のもとを作る存在のようで、ノルマはポッリネーオへの復讐を企てることになりました。
ここで、第1幕となりました。
そもそも、この歌劇『ノルマ』はベッリーニ作曲で、1831年初演の2幕からなるイタリア・ベルカント・オペラの傑作とされているものです。*イタリア・ベルカント・オペラは、18〜19世紀のイタリアで発展した「美しい歌」を意味する伝統的歌唱法(ベルカント)に基づくオペラ様式と言われています。

舞台御礼挨拶(上演中の撮影は不可です)
第2幕まで続くのですが、その内容はカットしますが、この物語は悲劇に終わる以外に終わり様がなく、これまた、人類がたどってきた道が2000年間、いやそれ以前から、戦争と人の愛憎は果てしなく続いてきたものと思うとさらに感慨深いものになってきました。
今回鑑賞した、町田イタリア歌劇団公演「NORMAノルマ」では、会場が町田市民フォーラムが使われていることで、指揮者は客席の最前列に位置し、ピアノが1台で舞台の下手寄りに置かれており、最後まで一人の演奏で素晴らしいものでした。
出演者は、ノルマの父のオロヴエーゾ(ドルイド教の高僧)や、ポッリネーオの友人であるフラービオ、さらにノルマの侍女で、ノルマの二人の子どもの面倒を見ているクロティルデなどがありました。
そのほか、多数の合唱部の皆さんが登場しました。
進行には、(ありがたいことに)日本語字幕が入りました。
このほか、歌劇ですので、演出者、演出助手・照明・映像・衣装が1名、舞台監督、字幕制作(映像係の方)、字幕操作の方があり、当然ながらピアノの譜めくりの方もありました。私は高校演劇部の裏方にいた時代がありますが、歌劇はそれ以上に人から道具、演奏スペースと楽器まで大掛かりな装置が必要で、町田歌劇団の陣容に驚きました。
良い音楽鑑賞のひとときでしたが、オペラの時間は長時間で、舞台システムで日本の歌舞伎と相応するものでしょう。歌舞伎ではセリフとなっているものが、ソプラノやテノールなどの歌唱でつづられる点が相違になっていると感じました。
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