昭和20-30年代の繁栄結果とノスタルジア
大分県豊後高田市の「昭和の町」は、昭和30年代の街並みを再現した商店街です。現在、昭和の建築やコンセプトを取り入れた「昭和の店」として約50店舗以上(認定店)が軒を連ねており、年間約40万人が訪れる人気の観光地となっています。駅前と銘打った通りが何本もありますが、大分交通宇佐参宮線(1963年廃線)の起点駅であった豊後高田駅の前に伸びた駅前通りで、写真のボンネットバスも走っていたということですが、週末には観光客用に商店街を無料運行しているとことでした。視察日程はもとよりウイークであり、残念ながらその運航と人気ぶりはうかがえませんでした。

往年の軽トラ、ダイハツミゼット(ダイハツは、近くの大分県行橋市に完成車工場を持っています)

前方、右方、左方が昔のコメの倉庫、10000表が収められていたという。

当時の生活用品を集めています(無料施設)

「昭和の町」の売りの一つ「ボンネットバス」 往年の店舗は数百点ほどにも上る繁栄を見せていたようで、駅前には中核となる集客施設「昭和ロマン蔵」があり、有料施設となっています。「昭和の町展示館」(入場無料)は、造形作家「南條亮氏(故人)」のジオラマ作品を展示しており、人を集めています。市域はそば店が多く、点在していますが、レトロな食堂も営業しており、話題になっていました。「昭和の町」には、案内人の方があり、丁寧な説明が特徴でした。







最後に、この昭和の町に関して、今後の展望は約50店舗以上(認定店)がさらに増える可能性があるかどうか。つまり、新規の出店者が出てくるかどうかが今後を占う重要な分かれ目でしょう。あるいは、現在の開業店舗の経営者の世代交代がスムーズに起きうるかどうかが昭和の町の永続性の基準になると思います。
現在のウイークデーの集客状況からは、新規店舗参入まで見込むことは難しいのではないか、やはり、大きな人出をもたらすのは、当時の映画館、劇場などの鑑賞施設ではないかと思いました。この豊後高田市には、往年の銀行(金融機関)の建物が複数残っており、それらが展示スペース「昭和の町展示館」などに活用されており、往年の豊かさを表わしていました。
門前町に行くと、若者を集める神社・仏閣が集客の中心であり、その集客に対して、特産品の販売、名産の食べ物、スナック的な食べ物、軽飲料店舗などが密集しており、そういった分野での店舗がより参入、進出して定着することが肝要かと思いました。果たして、次に見る機会には、この昭和の町はどのように変容しているでしょうか。
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