南町田駅周辺地区拠点整備基本方針についての資料公開  2015.02.11

                                       町田市議会議員 吉田 つとむ

 表記関係の資料PDF( A4 9枚 議員資料請求 2015.01.25)

私は現在、町田市議会において建設常任委員会委員であり、かつ、市議会選出の町田市都市計画審議会委員も務めており、町田市内の都市計画の内容に関して、少なからず関心を持つ立場にあります。

今回、南地区に居住する関係者の方から、町田市が東京急行電鉄(以下「東急」といいます)とコラボレーションを行い現状の鶴間公園の大幅な形態変更も含めて、南町田駅周辺の既存の都市計画の変更を行おうとしているが、そのことを知っているかどうかというお問い合わせがありました。詳しい内容をお聞きすると、鶴間公園の一部敷地を現在東急が所有する他の敷地と交換し、現状の鶴間公園敷地内に東急が中高層の住み替えマンションを建設するとともに、グランベリーモールを含めた再開発を行おうとするものであり、地元自治会からは、特に中高層マンションの建設について、鶴間公園の手つかずの貴重な自然を破壊するものとして、見直しの要請があがっているとのことでした。

私はこの南町田駅周辺の再開発に関して、町田市側から聞いていたことは、南町田駅の南北自由通路の開設が中心となるということが主体でありましたので、そのような話を聞いて少なからず驚きました。ご連絡をいただいた方からは、124日(土)には、町田市内の田園都市線沿線住民を対象とした町田市と東急による説明会が、南町田の東急関係施設で行われたとのことでした。この説明会においては、会場より、当日配布された説明資料に掲載されている町田市と東急との間で2013年に締結されている「田園都市線沿線地域のまちづくり推進の基本協定」なるもの、また201410月に締結されたとされる町田市と東急との間の「南町田駅周辺におけるまちづくりの推進に関する協定書」「南町田駅周辺地区拠点整備基本方針策定調査の実施に関する協定書」なるものの内容が町田市のホームページを含めどこにも公開されておらず、それに基づく再開発と言われても、あまりに唐突過ぎて理解ができないとの趣旨の発言があったそうであり、今後パブリックコメントまでが地元住民に町田市から要望されている中で、市議会議員の立場で、この3種類の協定書を町田市から取り寄せ開示してもらえないかとの要望があった次第です。

私はこの要望には十分な理由があると思いましたので、早速126日(月)付でこの3種類の協定書の開示を求める要請を町田市に対して、市議会議長を通じて行いましたところ、210日付で全文文書の開示と取得を得ることができた次第です。*市議会議長からの文書では、29日となっていますが、実際に入手できた時期は210日となった次第です。

ちなみに前述のパブリックコメントの町田市の受付期間は、220日(金)までとなっているようですので、この3種類の協定書の内容は、前述のパブリックコメントに応募されようと考えておられる方(特に南地区の住民の方)にとっては、とても重要な資料になると思います。この点から本日取り急ぎ、この3種類の協定書の内容をまずは私のホームページに掲載し、情報公開を広く行ってまいりたいと考えるものです。

なお、この資料は、単にパブリックコメントの資料に留まるだけではなく、町田市民の皆様が、現在の町田市行政の在り方に対して、理解・関心を深めていただける一助となりますれば、民主主義の基本が情報公開と言われている意義を裏付けることにも貢献できるのではないかと思う次第です。

        2015年      市議会のページ  吉田つとむのHP