決算委員会が終了。認定が決まり、提案した付記意見が全部〇でした 2015.09.30

 本日、町田市議会決算特別委員会(松岡みゆき委員長)が無事に終了しました。
 決算は共産党を除いて、他は賛成し、認定すべきものと決しました。共産党が反対討論、公明党が賛成討論しました。

 付記する意見では、それぞれの会派が提出した意見の大多数が「全可」でしたが、自民党がかなり数で他会派が提出した意見に反対の立場を取りました。

 採決の結果は当方が提出した付記意見案は、全部〇となりました。いくつかは、他の会派提案と同じ趣旨が含まれるので、1本にまとまったものがありますが、基本的には他会派委員(自民党を含む、全会派委員)に提案者名を譲りました。石井くにのり副委員長と重なった意見では、私がまとめの作業を行いました。
 
 こうした中で、当方(私)が提案した例の高齢者のゴミ袋無料配布見直しの事項〈下記の2件)は、採決で自民党・共産党の反対を受けましたが、公明党・町田市民クラブ(民主系)に賛成に回ってくれ、結果、賛成多数で採用となりました。
 (民生費)
高齢者指定収集袋配布業務については、有料ごみ袋を70歳以上の高齢者全員に無料配布する事業形態は見直しを図られたい。
 (衛生費)
収集袋製造委託業務について、全世代に公平な施策を実施するために有料ごみ袋の70歳以上の高齢者無料配布の見直しを図られたい。
 町田市は何かにつけ、「財政が厳しい」といいますが、石阪市長の誕生後にスタートした、上記の高齢者の負担を無料とする特別な措置を見直す兆しはこれまでありませんでした。そこで、私は一般質問などで厳しくこの世代間の不公平な制度をただし、改善を求めてきたものです。今回は、決算委員会の場で指摘をしました。共産党が反対する理由は、その「なんでも無料」と言う一貫した方針から理解するものですが、自民党が強固に反対する理由は摩訶不思議と言わざるを得ないものです。「公明党」と「まちだ市民クラブ」の両会派は、今後の有るべき方向性を考え、当方の提案趣旨(有料ごみ袋を70歳以上の高齢者全員に無料配布する事業形態は見直しを図られたい)を支持して頂き、この提案を賛成多数としていただいたものと理解しています。

 その他当方が提案した分でも、自民党がかなり反対(上記以外で10件ほど)でしたが、他の会派は押しなべて例外なく賛成でした。参考で、当方の意見のなかで自民党のみ賛成が無かった内容が次のものです。

(総務費)
和解解決金の未収に関して、他との公平性を確保するために、厳正な徴収を図られたい。

(民生費)
民間等保育所運営事業について、保育園で園児の欠員が生じる新たな状況を考慮し、十分な対応策を講じるように図られたい。

(衛生費)
犬・猫の愛護引き取り団体の活動を行政施策(市民協同)と連携して位置づけるよう図られたい

(商工費)
新元気出せ商店街事業補助金について、商店街の発展につながる明白な成果を示せる事業のあり方の再検討を図られたい。

町田市観光コンベンション協会補助金について、多額の補助金を使う観光コンベンション協会の事業は、市内民間企業をバックアップする立場で指導されたい。

観光バス利用者の集合状況を市職員自身が把握し、町田市がその利用者の利便性の向上に務められたい。

(土木費)
都市計画道路等用地の長期間未利用地について、市民の方々も購入しやすいよう工夫し、活用方法の検討を図られたい。(おく栄一委員の意見に集約)

小野路公園駐車場においては、野球試合の観戦が満杯で利用できない時があり、その代替え手段の利便性を改善されるように図られたい。

(教育費)
高ヶ坂住居遺跡に関して、見学者に分かりやすい表示をされたい。

国際版画美術館運営協議会の欠員メンバーに関して、実態に詳しい一般有識者市民が加わり、開かれた版画美術館の運営ができるように図られたい。

 私には、上記のような自民党のスタンスが理解できません。決算委員会では、各委員(会派)が出した意見には賛否のみを表すので、当方(私)の意見になぜこれほどの数で自民党に賛同を受けず、反対ばかりを受けるかは不明です。ただし、自民党以外の会派は全て賛成ですので、委員会の多数意見として本会議で委員長が報告してくれます。

 なお、上記はざっと委員会の様子を見渡して書いた記事ですので、一部の見落としがある可能性もありますが、それはご指摘を頂ければ、即刻調査の上、訂正が必要なものはその旨を早々に書かせて頂きます。
                                       町田市議会議員 吉田 つとむ  保守連合

        2015年      市議会のページ  吉田つとむのHP