副次核の発展と公園の樹木(南町田駅周辺開発の考え方。反対請願に関して)2015.06.20記

 下記は、「副次核の発展と公園の樹木」とタイトルで、配布用市議会報告の記事に当てる文章原稿です。内容は、町田市が東急電鉄と一体になって推進する大型開発の計画に伴う、近隣住民による反対運動としての住民請願に関わるものです。ことが事だけに、また、議会では時間をかけて審議した結果であり、もう少し、詳しく説明するべきところですが、他方で、自分の考えをできるだけ早く記載することも重要と考え、記すものです。PHに掲載する段階では、今後寄せられる質問などに合わせて、書き足しをする考えです。

 いずれにしても、先日の建設常任委員会において、この住民請願に関して現地視察を行い、まず、請願者の意見を聞き、その後、時間をかけて審査を行い、結論を出すことを決め、私(吉田つとむ)が唯一、反対討論を行い、他に、賛成討論が1名(共産党の委員)ありました。最後に、委員会の採決があり、7×1でこの住民請願は不採択となりました。第2定例会最終日である6月24日、本会議で委員長報告があり、そこで最終的な採決が行われます。


「副次核の発展と公園の樹木」
 町田市は中心市街地以外に、副次核を定め、市内全域の発展を目指しています。その一つに、南町田駅周辺があります。今回、駅前のグランベリーモールの再開発とともに、隣接する鶴間公園をそのモールに一体開発する計画を町田市が打ち出しました。当初、公園の一部樹木を撤去して集合住宅を建設する計画は近隣住民の反対で取り止めになりましたが、公園の一部に車両渋滞の回避道路を新設することや、旧来の生活道路を無くしてモールに一体化する計画は踏襲されました。

 隣接自治会による反対の請願が市議会に提出され、大いに時間をかけて審議しました。最終的には、南町田駅周辺の開発を停滞させるわけにはいかず、鶴間公園の一部を道路として樹木を減らす事等を近隣住民の許容してもらうほかに無いと考え、私は、請願に反対討論をした上で、代替えの用地(現ケーズデンキ)に新たに樹木を植えるべきだと言うこと、あるいは所有者の東急にそれを具体的に確保させることも求めました。住民請願は賛成少数で不採択としましたが、私は町田市のやり方、考え方の問題点を指摘し、その改善を求めました。今後も見守り続けます。
                                 町田市議会議員 吉田 つとむ 保守連合
        2015年      市議会のページ  吉田つとむのHP