町田市議会:町丁名の変更問題 吉田つとむ 2015.12.30-4アップ 

建設常任委員会で、鶴間地区の町名変更に関わる公聴会を開いた後、議案を継続審査
 2015.11.06ブログ記事を転換 

 建設常任委員会が開かれ、鶴間・小川地区(特に、鶴間地区)の町名変更に関わる公聴会を実施した後、議案の説明を行政に求めましたが、行政の住民説明に不十分さがあり、委員会は継続審査を多数で決めました。

 この議案では、住民から行政の案に関して法律に基づいて異論が出され、その両案が審議されることになりました。また、この審議では公聴会の開催が義務付けられており、委員会では賛否を明らかにした上での公述人を募集を行い、応募者を抽選し、3名にづつを決定しました。1名が以前から体調不良と言うことで、反対2名、賛成3名の方が持ち時間の中で意見を述べられました。

 それぞれの公述人は、賛成・反対を問わずそれぞれが誠意をもって対応され、さすが、そうした席に出られる方だとの認識を持ちました。

 この委員会で中で、明らかになったのは、町内会・自治会の代表者が集まる懇談会での協議が地元内で十分には詰められない、あるいは協議をされていないふしがあったことでした。その後の、行政の質疑で委員側からは、行政がもっとかかわって協議がなされべきであったとの見解の元に議論を進行しました。


 私は、この会議を通じて、今回のように町名を分割した新たな町名を付した例があるかどうかという単純な問いをしましたが、それすら即答できない、返答できない守備不足の体勢でした。さらに、この間に作成した「大地図」をなぜ委員会にも提示しないのか尋ねると、「そのようなものは無い」と強弁しました。何度もその存在を確認する質疑を重ねると、A1サイズの地図を懇談会の説明に使ったと答弁しました。最初から素直に、その存在を認め、委員会の場に示して説明するのが役人の仕事だと思いますが、時間が来れば採決がされ、議案が通ると思いこむ役人の有り様でした。委員会の議論を愚弄するスタンスですが、他の委員にはそのような反応はありませんでした。議会に出さないのを守秘義務とでも思っているかのようでした。

 また、行政の広報では、今回の町名分割、新町名の採用に関わる件で、全戸配布をしたと言う説明をしましたが、そのようなことは聞いたことが無いので、詳細に訪ねると、個別町内会で戸別配布をしたところもあれば、回覧であったところもあったと言うでたらめな内容でした。なんでも言えば、通用すると思っているとした考えられません。広報やHPに載せたと言いますが、それらを見過ごした方が責任だと言わんばかりの態度が目立つ行政の対応でした。

 その他でも、文書要望を出した住民に対して、文字に誤植があることを嘲弄するなど、公務員にあるまじき対応してしている不届きな役人がいたことも委員会で出しました。他の自治体であれば、唯では済まない今回の事態だと思いました。そうした被害にあった住民に代り、委員会でその経緯を出しました。

 こうした経緯があって、委員より、継続審査を求める意見と採決を求める意見が出され、私は継続審査をする意見に賛成だとの意見を出し、採決の結果、継続審査と決まりました。
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 なお、この日、元インターン生の渡辺梨菜さんが会議の一部を傍聴しました。最近の大学での授業の進展状況の説明に来てくれたものでした。委員会終了後、傍聴席で撮影しました。
以下、後述の予定。
                                        町田市議会議員 吉田 つとむ  保守連合        2015年      市議会のページ  吉田つとむのHP