町名変更と市議会の判断（2016年1月前半号）

　私が所属する建設常任委員会で継続審議となっていた、「第79号議案　町区域の新設及び変更について」(小川・鶴間地区)の委員会報告が委員長より行われ、本会議採決まで行われました。委員会で、行政の議案が反対多数（自民党以外全員反対3×5・吉田は、反対討論を行い反対）で否決されましたが、本会議では大多数の議員が、議案賛成（25×10）となり可決されました。

　複雑な経過でしたが、新たに「南町田」と言う町名に変更になる地区が出来ます。
　根本は一つの地区でこの変更過程の協議が浸透せず、突然、新町名に変わることが明らかになった過程で、関係住民より、町田市にそれを再考する意見が出ました。しかし、それを行政が無視したことで、「町名変更の請求」と言う町田市始まって以来の「住居表示法」に基づく住民手続きが取られたものです。
　
　行政はその時点で、「後は、議会の判断」と態度を一変させました。議会は法律に基づき、町田市で初めて関係住民による「公聴会」を開き、オープンな審議を重ねました。結果は上記の通りです。

その後、今回のプロセスを「地域住民への周知徹底を最大限に行い、行政として説明責任を果たされたい」と求める本会議の決議をしました。私は内容と経過の説明責任は、議会・会派・議員にあるとして、その付帯決議には一人反対しました。（理由は、委員会において大差で否決されたものが、本会議で可決されたかと言う点を議会自身が明白にするためでもあります）