市長は答弁の中で、通勤や通学の利便性でその現象が発生していることが述べました。
また、これまで保育で20年期間限定の施設を増加させてきた成果などを述べました。
さらに、私が一般質問で建設延期を歓迎すると趣旨の発言を行った、(仮称)町田市立国際工芸美術館に関して、自由民主党の三遊亭らん丈議員(代表)の質
疑の市町答弁の中で、厳しい財政状況を考え、市立第一中学校の建設建て替えを優先し、断腸の思いで建設工事の2年繰り延べを決断したと述べました。
質疑の構造的な税収不足の課題に関しての市町答弁では、地方法人税の税収配分に関して国の税制の在り方に批判的な見解でした。また、交付税の不交付団体
となることは望ましい面と財政的にマイナス面があることが述べました。補てん債の発行が地方交付税で補てんされる方法が無くなり、それを目的にしない方針
が述べました。
まちだ市民くらぶの佐藤和彦議員(代表)の質疑に対しても、税収状況などで同じ内容の答弁が繰り返されました。キャンプ地招致問題では、ラクビーワールドカップ・オリンピックなどのキャンプ地招致では、市長が先頭になって進んでいく方針が出されました。
公明党の奥栄一議員(幹事長)は、市長の考えである、地方税制度や財源の偏在の問題に対して、市長が国にどのような働きかけの行動をとったのかと問いま
した。市長は市を超えた東京都市長会の立場での行動を説明しました。地方消費税の配分に関しての全国市長会の答弁では出されていませんでした。
財政支出見直しで、補助金削減が行われたものの問いがありました。対象を絞って削減をしていることが示されました。
日本共産党の細野龍子議員(幹事長)は、市税収入の減少や扶助費の増加の要因となっていることの認識を尋ねました。市長は、共働き所帯の都心回帰を理由に挙げていました。
サービス水準を引き下げたことの答弁(部長)では、他に選択肢が無い分野を挙げ、国の基準、都の基準以上にあるいわゆる横出し部分の支出分を削減対象
にしたことを挙げました。条例で尋ねた内容では、企業融資の利子分の補助の条例の廃止案がありますが、まず、条例を廃止し、要綱で実施すること、保証料の
補助を無くする方針を部長が答弁しました。
保守連合の新井克尚議員(幹事長)は、子育てに施策を尋ねました。
23区や近隣都市から町田市に移住する施策とはどういうものかと問いました。
保育サービスの充実を第一とする。20年間保育、認定保育園などを充実させた。多摩地域では町田市がもっと充実していると考えている。通勤保育ステーションの設置も市長は上げました。
民間調査の共働き子育てしやすい街ランキング東京編」の結果への考えをただしました。
81で21位。41中18位。多摩地区では8位。資料のピックアップで順は現実と異なっている。取り出された資料を意識する内容も検討されるべきだと考える。
多摩地区では高齢者予算では、4番目に高い。子育て予算では1番目となっている。
小中学校比では8番目。学校建設予算付の前後で増減があり、比較しずらい。
保守連合では、白川哲也議員が企業融資の助成の条例の廃止に関する個人質疑を行いました。利子補助(最長7年間)、保証料補助の役割を尋ねました。弾力的に運用するために要綱に変える。保証料補助は1回限りで5万円の金額であり、影響は無いと考える。
要綱に変更すれば、融資がスムーズに行えると答弁。
また、行政提案の予算案はいつものように、各所管ごとに分割して常任委員会に、条例も所管の常任委員会に振り分けて審議をすることになりました。
本日の本会議では、意見書請願1件(安保関連法の廃止を求める意見書提出に関する請願)が即決で表決されました。反対討論3名(自由民主党 松岡みゆ
き、保守連合 大西宣也議員、吉田つとむ。賛成討論2名 まちだ市民クラブ わたべ真実、日本共産党 渡場悟視)が壇上で述べられ、採決で不採択となりま
した。票数は、反対21×賛成13名(欠席1名)でした。
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合