審議のプロセスは、本会議に市長提案の議案が提出され、それを総務常任委員会に付託し、審議されました。元来、私は総務常任委員であり、その審議を行うべきものですが、議長は評決にかかわらないので、賛否を評する立場を取らないことになっています。まさか、その間、委員席に座っているわけにはいかず、私は議長として委員会室を退席をしています。
さて、本会議に、その結果が報告されると、保守連合(新井克尚幹事長)のメンバーが市長などの給与のボーナス率をアップさせる部分を割愛した条例修正案を提出しました。実際は、議会運営委員会が事前にその手続きを容認して、議長がその議案を預かった形になっており、この時点で、修正案提出という方法を取っています。内容の吟味や賛否ではないので、あらかじめ確定している事項はお互いに了承しあって会議を進めることになっています。その議会運営委員会において、共産党会派から提出者の追加署名が報告されました。ある意味、ギリギリの攻防を行う状態がありました。
本会議再開後、審査した総務常任委員長報告があり、その後、その修正案の提案理由説明を保守連合の新井克尚議員が行いました。まず、修正案の賛否を諮りました。多数を得ることはできませんでした。その後、原案を諮り、多数で市長提案の原案を多数で決めました。保守連合議員は反対しました。多勢に無勢でした。次の機会を待ちましょう。
なお、東京都の議員ボーナス率は、職員のものにリンクしており、今回、職員のアップに合わせて、議員も引き上げる案が出されいましたが、一部の反対があったが、その引き上げが決定したことが各紙報道していました。町田市の動向がメディア記者から一言も聞かれません。要するに、町田市議会の動向には一切の関心がないということでしょう。
この間、まるでメディアから無視された町田市議会といえます。*町田市議会議員のその優等生的なあり方が、メディアが関心を起こさない要因でしょう。私がスキャンダルでも起こせば、TVも含めて押しかけてくるでしょうが、私は、常に戦闘的にメディア批判を繰り返していますが、地方議会議員として極めて、真摯な行動を取ってきていると自負しています。
なお、今回の引き上げに関して、町田市議会は4年前に議員報酬の年俸が引きさがる議案を自ら提案・決定しており、一度も上がっていません。公務員や市長などの給与やボーナスが毎年引き上がることは淡々と賛成し、自分の分は引き下げたままです。人からは、「市議会議員はお人好しですね」と言われていますが、「私の主張は違っています。無条件な職員・市長の給与・ボーナス引き上げ反対です」と本音をいい続けています。
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合