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視察報告書 町田市議会 個人視察(保守連合) 吉田つとむ 
視察先 清渓セミナー スクワール麹町 
講座Ⅵ 「政治家のための情報検索スキルアップ講座」(講師:木川田朱美氏(桜の聖母短期大学キャリア教養学科講師)  
実施日 平成271030

講師の木川田朱美氏の経歴は以下のようです。
現在―2014年4月
桜の聖母短期大学 キャリア教養学科
2015年3月―2014年4月
東洋英和女学院大学 非常勤講師
2014年3月―2012年4月
日本学術振興会 特別研究員 (DC2)
2014年3月―2012年4月
八洲学園大学 生涯学習学科 非常勤講師
現在―2011年4月
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科 博士後期課程

 「政治家のための情報検索スキルアップ講座」と言う名称がまず気になります。

 議員(とりわけ、地方議員)にとって、その情報収集は、自分が足を運んで自分の目で確認するのが基本です。しかし、自分が全ての局面に居合わせるわけではなく、書籍やメディア情報に頼ることも起きます。過去の資料・文書では、図書館を利用するケースもたびたびあります。最も、議員の場合は、議会事務局を通じた資料請求の方法があり、その内容を利用するケースは頻繁に発生します。

 先のメディア情報の場合は、一瞬のものであり、新聞や雑誌等を図書館でチェックする以上に、近年ではインターネットを通じて、情報収集するケースがあります。

 ただし、インターネット情報は膨大にあり、自分が求める情報がどこにあるのかを探すのは並大抵ではなく、自分自身の文章を検索するのも苦労することが現にあります。特に、ブログに書いた記事や文章、ツイッターやフェイスブックの文になるとその検索が可能なのかどうかすらを知らないでいます。

 ネット上で、当該資料を探したり、書籍名・著作者を探すとなると、的確なキーワードがないとなかなか探せずに、検索を断念したことが山ほどありました。
 
 講師の木川田朱美氏の講演では、膨大な情報に家からアクセスできる、⇒効率的な検索がしたい こうした要望にそった構成のスキルアップ講座となっていました。

 検索語の選定が必要だと言うことで、そのコツをつかむことが肝心なようでした。これまで、大半はやみくもにやってきた感じがします。

 つまり、適切な検索語を使わないと、不必要な情報が山ほど出てきて、実際には途中で検索を放棄するケースが多々あります。

 実際に、検索すると複数の説明があって、どの情報が正しいのか、これも必須の問題ですが、実際には、自分が間違った語句で検索しても、「ひょっとして?」も選択してくれ、その機能に助けられることが良くあります。
演習問題がだされましたが、手元にパソコンがなかったことで、そのスピードについていけませんでした。検索と言えば、いわゆる「タブレット」の時代なのでしょう。

 その他、スペースの代りに記号を使用すると便利だとも習いました。
 さらに、上級の内容もカリキュラムに入っていましたが、じっくり複数するなかで、勉強したいと思っています。
「画像」の検索も可能だと教えていただきました。実際に、通常の検索をしても、求めてもいない画像が出てくることで、そのことは予想していましたが、「画像」そのものを検索して、それがヒットすることで

<著作権>
 その他、セミナーの質疑応答の中で、検索資料の著作権についての質問がありました。引用分量の制限や著作名、著作者の記入があれば、かなりの範囲で可能と思いました。学者や研究者では必須のことでしょうが、議員の職務(一般質問)の場合はそれが使われる文脈で判断されるのでしょう。
 
<ネット検索の経験>
 今のインターネット議会中継を最初に実施したのは、富山県魚津市議会です。ですが、そのことは全く知られておらず、行政のIT化、議会中継を行う手段として、ケーブルTV設置エリア以外の放映の代替えとして考案されたものでした。

 まだ、ダイヤル電話回線の時代であり、個人で視聴すると閲覧側で電話料負担が発生する問題がありましたが、大変有用な映像を遠くにあってみることでできるシステムでした。

 私は、当時、全国の政治家のHP、あるいは自治体のHPの出来栄えを調べていました。自分のHPをより良いものにしたいから、あるいは自分の行政にも優れたHPを作らせたいと思っていたからでした。

 数カ月、あるいはもっと期間がかかったかもしれませんが、「市議会中継」と語句があるのを発見しました。「魚津市議会」がそれでした。他には見当たりませんでしたが、富山県内の自治体はネット化が進んでいました。*(参考記事)今は富山市の山田村は全世帯にインターネットが普及した自治体として名を上げようとしており、実際に訪ねてみると、優れた成果を個人も発揮していました。個人がネット時代を堪能する先駆性を示していました。
思えば、「市議会中継」と言う用語に行きあったのは偶然であり、ある意味、トップページの内容はその語句を見て、さらにリンクをたどって検索していましたので、魚津市のHPの内容を探す段階で必然的に見つかったのだと思います。

 ともかく、魚津市がネットで市議会中継をやっていると、私も情報発信をしました。そのことで、幾人もの自治体議員が知ってくれたようでした。自分では、ネット中継の発見者と自認しています。
現に、魚津市議会に問い合わせ、あるいは訪問すると、それは他の自治体でもやっているものだと言う認識でした。

 自分で検索経過を示した文が見当たりませんので、関連ファイルを記載しておきます。
● 議会中継の記録ビデオを頂戴した魚津市議会に感謝
http://j-expert.jp/kako/001doc/back11/F-2_09.html

(03・12・07)議会中継 おめでとうございます(投稿:中村重樹さん)
http://j-expert.jp/kako/006doc/gik/giu/2003/12.07.html

記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合

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