表記の「視察報告書」(大崎地域広域行政事務組合)を下記の通り作成しました。
 
 宮城県仙台市の北側を対象にする、大崎地域広域行政事務組合(管理者 伊藤康志 大崎市長)の視察に来ました。メンバーは、東京都市町村総合事務組合議会によるものですが、構成団体は多摩地域の全市町村、および島しょ地域の全町村が対象です。他とは違ったスタイルで、首長も議員という名称で参加する面があります。
 議長 (田中久和 調布市議会議長)
 管理者(並木 心 羽村市長)

 
  猪股副管理者のあいさつ猪股洋文 加美町長)
 
 大崎地域広域行政事務組合は、約10年ほど前に、多くの事業が統合されています。消防、環境衛生、消防・総務事業がこの広域行政事務組合の仕事になっています。それによって、火葬、ごみ・し尿収集の手数料が均一化される利点が生じています。質疑においても確認した内容でした。

 次いで、視聴覚センターという施設に、最新設備のプラネタリウムが県が設置する経緯があり、運営を大崎市がメインに行っています。火葬、ごみ・し尿収集の手数料の場合は、その施設から遠くても受けるサービスが同じであり、他方で、学習施設などの利用は、設置場所によって損の利用環境が大きく異なるのが通例です。そのためには大崎市には金銭的な負担とともに人的な負担もあり、この種の事業が最大に受益を得る自治体が先頭立つ必要があるようでした。
 

 組織としては、常勤の副管理者があることが特徴でした。事業内容、規模、参加自治体数の関係で、その事業が安定的に内外との交渉も多岐になっており、専任かつ常勤の副管理者が設定されていました。

  今回の視察は、個別の自治体ではなく、行政事務をより広範囲に考える点で、非常に考えさせる側面がありました。
 
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合

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