表記の「視察報告書」猪股洋文 加美町長報告:音楽事業)を下記の通り作成しました。
 
 宮城県仙台市の北側を対象にする、大崎地域広域行政事務組合(管理者 伊藤康志 大崎市長)の視察に来ました。その中で、代表して挨拶をされた副管理者の猪股洋文 加美町長が自身の自治体の取り組み事業の案内をされました。特異な事業にその加美町と猪俣町町長が期待をかけておられることに関して、以下に記載することにしました。

 今回の参加
メンバーは、東京都市町村総合事務組合議会によるものですが、構成団体は多摩地域の全市町村、および島しょ地域の全町村が対象です。他とは違ったスタイルで、首長も議員という名称で参加する面があります。

 議長 (田中久和 調布市議会議長)
 管理者(並木 心 羽村市長)

 
  猪股副管理者である、猪股洋文 加美町長)は、大崎地域広域行政事務組合の話とは全く別に、自身が首長である加美町のことを説明され。新規の取り組み「SEA TO SUMMIT(シー トゥー サミット)」(カヤック、自転車、登山の組み合わせで山頂を目指す競技)のほか、以下のような音楽教育の学校「国立音楽院」を誘致して、音楽の街創りを図っていることを話されました。

 この「国立音楽院」(国立音大とは別、国立市でスタートしたことでこの名称と聞く)はすでに加美町に設置されており、そこでは、二つの学科を置いているとのことでした。
 技術系学科 □ヴァイオリン制作科 □管楽器リペア科 
          □ピアノ調律科 □ギタークラフト・リペア科技術系学科 

 福祉系学科 □音楽療法学科 □リトミック本科
 その他、アーティスト科や、中・高校部(音楽科・普通科)、専門部と拡張されているようです。

 音楽系の大学、学校は都心に多数ありますが、田園地帯で楽器製造やリペアをする学科や、音楽療法を学ぶ施設は特異な事例を思いました。閉校した小学校を民間音楽教育施設としてよみがえる取り組みに期待するところです。なお、この事業に関連して、同じ加美町には音響整備が充実した「バッハホール」があり、トップクラスの演奏会が開かれ、市民オーケストラ「バッハホール管弦楽団」が活動しているとのことでした。夏の音楽フェスが盛んになり、小中学校のマーチングバンドが毎年、全国大会に出場しているとのことでした。

 私は、自治体や企業の応援を仰がず、自主的に大規模なピアノコンサートを定期的に主催しており、こうした音楽の取り組みには何かと関心があるものでした。

 地方で困難は多いでしょうが、この取り組みが、ぜひ成長してほしいと願うものです。

 
記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合

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