視察報告書 吉田つとむ:議会運営委員会視察

2017.08.01 所沢市議会




本日より、議会運営委員会(若林委員長、山下副委員長)の視察で、埼玉県所沢市議会を初日に訪ねました。杉田忠彦議長の挨拶後、石本りょうぞう、亀山恭子、植竹成年と言う3議員の方の説明を直接受けました。事務局担当者が説明する中、珍しいことでし、見習うべきことだと感じました。




 議会基本条例の制定がスタートになっていること、不祥事で10名もの議員が補欠選挙で当選するようなことが以前にあったこと、その原因となることが生じたことで新しい市長が誕生したことに関連して、その改革の取り組みにつながっているようでした。
 私が、一番に注目したのは、以下の「みみ丸カフェ」の取り組みでした。本来、議会報告会と言うものが取り組まれていますが、年数がたつことで徐々に関心が薄れていることが資料で示されました。他方で、そうしたルールとは別に、「みみ丸カフェ」(広報広聴委員)が人気が高い取り組みになっているとのことでした。そこでは、無作為ながら、世代で若い層に絞り込んだ800名に案内を送り、40名が対応してくる成果を得ていました。そこでは議員が話をするのではなく、参加者の話を聞き、それをまとめる立場で参加する、ファシリテーター役としてかかわるものでした。先の議会報告会も一度、このワールドカフェ方式で行ったと言い、今後もその方式の開催が見込まれる可能性があるようでした。

 なお、町田市議会側にも、ネット中継の導入に関する質問を受け、(直接、その導入にかかわった)私が回答させていただきました。まず、本会議のTV中継(ネット中継方式)は決してスムーズではなく、その導入に時間がかかったが、いざ、導入するとそれが当たり前になり、委員会のネット中継は異論無く導入することになった経過を述べました。本来、議員は自分の発言を大勢の人に見て、聞いてもらいたいと願っているのでしょう。

 その他、タブレットの導入に関しても質問がありました。それも、経過に関して、私が報告しましたが、本来、(ネット接続していない)パソコンの試験導入の期間が長くあり、他方で、ITC化を求めた意見のタブレット導入の議論が行われ、その双方が認められました。追加して説明し、決算委員会などの審査では、タブレットを1台使用するだけでは難しい感じがしていること、議員の中には、タブレットとパソコンを併用して者もあり、その方がより現実的と思われることを説明しました。*以下、その場では述べませんでしたが、私などの世代は、あの小さいタブレットの場面では小さすぎて、無い言うが見ずらいと言うのが実感を持っています。

 その他、SNSの利用状況でも話が弾みました。議員同士の議論でもあり、その内容に興味深いものが多数ありました。所沢市議会の皆さん、お世話になりました。

 記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守連合

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