著作紹介 関係記事 デジタル毎日の紹介記事の感想(インターン石田寛和)

地方議員のための支持者をふやすホームページの鉄則 町田市議会議員 吉田つとむ)
(03/09/05) 

デジタル毎日記事の要約と感想     インターン生 石田寛和
 <要約>

 現在、政治家がホームページ(HP)で政策を訴えるのは当たり前である。しかし、それが有権者まで届かないことが多い。こうした中、ネット界で高い評価を受けている市議会議員が存在する。吉田つとむ・東京都町田市議である。
 吉田氏は、6年前にHPを開設し、現在では政治家のHPを評価するサイト「開け!電網時代の政治」で2位の高評価を受けている。この経験を基に『支持者をふやすホームページの鉄則』(学陽書房)を出版した。地方議員を対象に「どうすれば読まれるHPをつくれるか」というのがテーマである。
 政治家がHPを作る意義、コスト、ツールまでを分かりやすく説明。そのうえで、議員のHPの条件を5点挙げている。情報量、わかりやすさ、個性、住民ニーズに応えること、親しみやすさである。また、更新とリンクの重要性も訴えている。
 吉田氏は、「スタッフが国会議員に比べ不足する地方議員のHPは、議員の心情や政治姿勢を自らの手で書くことができる。また、掲示板で有権者の普段聞けない声を聞くことができる」というメリットを指摘した。
 「開け!電網時代の政治」の管理人は、「HPは政治家の内容や実績だけでなく、熱意や性格も現れるので、有権者の判断材料になる」と指摘し、有権者にも政治家サイトへ関心を持つよう促している。

<感想>
 私は、インターンを経験するまで、政治家のHPを見たことはなかった。しかしインターン中、毎日熱心に吉田さんが、自身のHPを更新する姿を見て、次第に興味を持つようになっていった。ここで気がついた事があった。トップページは立派であるにもかかわらず、更新がほとんどされていないHPがある一方、独自色を全面に出し、更新頻度も多く、見ている側が思わず熱中してしまうHPもあった。前者は数多く、後者は決して多くはなかった。
 衆議院議員の9割以上がHPを持ち、このうち9割近くが月1回はデーター更新している(朝日新聞2003年8月27日朝刊による)とのことだが、現状はまだまだ不十分だと思う。
 インターンを通じて、政治家は非常に忙しいということを痛感した。これは、一部のマスメディアで報じられている、いわゆる「政治家の放漫」とは程遠い。
 しかし、多忙で内容が濃い日々を送っているからこそ、その日々の仕事内容や、それにかかわる自身の考えを政治家は情報開示すべきだと思う。このことは、有権者に選ばれているという立場であるすべての政治家に共通することだろう。
 このことをふまえて、この本は、非常に意義あるうえ、今回のように注目されるべきだと思う。政治家の自己開示、政策などの公表にはHPが非常に有効であるからだ。この本をきっかけに魅力あるHPが増えることを期待したい。そうすれば、政治家への関心も増え、結果として支持者も増えることだろう。さらには、政治家が身近な存在となり、政治家に対する信頼も一層大きい物となるだろう。私の個人的意見としては地方議員に限ることなく、多くの政治家に読んでもらいたい一冊である。
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<付記> 吉田つとむ

 やはり、インターン生からの書き込みは、自分にとって最もうれしいことの一つです。石田さんは、この著作の出版にさいしてその校正作業の手伝いをしていただきました。さらに、今回はこの著作の書評記事(毎日インターアクティブ)に関して、その感想を書いてもらいました。早速、「私の著作」の中の一文に加えます。

<参考> 吉田つとむ

デジタル毎日掲載記事紹介

 デジタル毎日掲載記事は、バックナンバーで見ることができます。

 記事名は、<議員が書いた議員のためのHP活用法出版>とされ、 その内容は、下記のものです。
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200308/19/1.html
 この記事は、毎日新聞 インターアクティブ 2,003年8月19日 柴沼 均記者の記事です。
 速報版が、バックナンバーに収録されました。著作権の関係上、全文の転載が困難なため、「リンク」としました。

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