「お客様を増やすホームページの鉄則」の講演 (広島商工会議所)

(04/03/23)(広島商工会議所小売商業部会主催、広島商工会議所にて講演)

 平成16年3月23日、政治とは離れた対象で、講演を行ったものが、上記のタイトルのものです。この講演をするきっかけとなったのは、広島商工会議所小売商部会 部会長 斎木貞暁氏のご推薦・紹介をいただいたものです。斎木貞暁氏が、縁あって、私の著作である「地方議員のための支持者をふやすホームページの鉄則」(学陽書房刊)をお読みいただき、その内容が商売にも共通するとの考えで、お手配いただいたものです。このことを冒頭で、感謝申し上げます。

 以下は、講演に関する情報ですが、講演そのものではありませんし、その要約でもありません。参考の文書とお考えください。
 講演に当たっては、それぞれのケースに合わせて、関係情報を自分なりに分析して臨ませていただきました。
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<記事>
 広島商工会議所で講演します - 吉田 つとむ 03/10-00:27 No.4092
 講演の配布資料 - 吉田 つとむ 03/18-08:16 No.4112
 講演の骨子をまとめました - 吉田 つとむ 03/23-00:48 No.4123
 講演の骨子を以下に掲載 - 吉田 つとむ 03/26-00:15 No.4133

リンク 1. たこ焼きのサイトを考察(中本博久様の質問)
リンク 2.漢方薬局(ダイエット)を考察(藤原勉様の質問)
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広島商工会議所で講演します

 このたび、広島商工会議所で講演することになりました。

 それは、「IT経営革新講演会」とタイトルされる企画であり、3月23日(火)午後2時から5時の日程です。講演は、私と地元のIT関係企業経営者の方の2名です。私が先に話し、休憩をはさんで、株式会社文華堂 代表取締役 伊藤裕美子氏となっています。

 私に与えられたテーマは、「お客様を増やすホームページの鉄則」(仮題)とされており、時間は1時間20分とされています。私の著書(地方議員のための支持者をふやすホームページの鉄則・学陽書房刊)が、他の分野でも役に立つ(であろう)という評価を得たようです。

 もとより、私自身がこうした商売をなさっている大勢の方々の前で、「講演」をするのは始めての経験です。せっかくの機会ですので、この本の内容紹介に限らず、事前にしっかり勉強して、政令指定都市である、ご当地広島市(広島商工会議所)を訪問させていただくことに致します。

 なお、この企画に当たっては、広島商工会議所 小売商部会 部会長 斎木貞暁氏のご推薦・紹介をいただいたものです。簡単な言葉で失礼ですが、感謝申し上げます。

講演の配布資料

 今回の講演のタイトルは、「お客様を増やすホームページの鉄則」(仮題)とされています。

 そこで、下記の資料を作成しました。講演先の広島商工会議所さんで、コピーなどは全部お手配いただくことになりました。お世話になります。

 なお、資料はA4用紙で2枚としています。講演内容の項目を1枚目に配置し、大きく空欄を配置しました。2枚目が関係資料としています。その中の数値に付いては、表のスタイルにまとめています。

ーーーーーー1枚目資料ーーーーーーーーーー

広島商工会議所 講演資料 (2,004年3月23日)
町田市議会議員 吉田 つとむ(東京都)

1. 個人が作成したホームページで人気が高いサイト


2. 小規模事業でなりたつ「インターネット戦術」について


3. 双方向性ということについて


4. お客様の「客相」について


メ モ


<参考> クオールエイド社(http://www.quolaid.com/)

ーーーーーー2枚目資料ーーーーーーーーーー

著書について

有権者にも有益な実践指南本, 2003/08/28 レビュアー: 都丸英一 東京都 Japan ユニークなテーマですが、政治家でなくても読んで損はない本だと思います。HP開設・運営のコストおよび管理方法という切実な問題も具体的に説明してあり、ハウツウ本としての情報は豊富ですが、さらに市民参加・対話という抽象的な題目を実践する上でのポイント(掲示板荒らし対策など)も興味ある内容になっています(amazon.co.jp 紹介)

選挙の経歴について(以下以外の過去に、国政3度落選)

吉田 つとむ
得票数・得票率・得票順位 (H2年)1,869人1.29%41位、(H6年)2,234人1.67%33位、(H10年)2,517人2.07%29位、(H14年) 4,248人2.93%6位
投票者総数・議員定数(H2年)144,523人40人、(H6年)134,079人40人、(H10年) 121.397人40人、(H14年)145.125人36人

自分の取り組みについて

ホームページの開設は平成8年末にさかのぼるが、実質的には平成9年の1月にスタートした。最初のころは、そのホームページ化をプロに依頼した。すでに、現在までに6回の様式を変更。現在は、全て自前の手作りの形式にした。そのスタイルは決して洗練されていないが、その出来映えには「汗の匂いがする」とある種の高い評価を得たこともある。政治家HPの評価サイト(電網政治の時代)で、過去2年間ほど、日本一にランキングされていたことがある。これも、現在では全て自分流のポジションを取った結果、出版社より、地方議員ホームページの作成に関するマニュアル本の出版を依頼されるまでに至っている。

他のホームページの評価について

いくら良いものを作っても、有権者が見てくれないと、そのホームページ作品の存在価値はありません。しかし、これからの政治で、ホームページも無くて、当選する事態は減少してくるはずです。 経験的に評価すると、自分のオリジナリティーを持った記事内容で、その更新がサボられていないものが、有権者の支持を得ています。世代的には、50歳前後からの政治家ホームページが充実した例が多い。
ーーーーーーー以上ーーーーーーーーーーー

講演の骨子をまとめました

 講演の骨子をまとめました。と言っても、話の筋になる項目を書き出し、その解説を若干入れたものです。文章にはしませんでした。

 本来は、こうした話はパワーポイントを利用した構成するものですが、一切そうした手段は用いず、話のみで行うことにしました。なぜなら、議会では「言葉」のみで、一般質問も討論も行うからです。日ごろの話振りの延長の方法が、自分にはふさわしいと思ったからです。

 なお、現地には、インターン生の東猴史紘さんが合流してくるとのことです。東猴さんは、私の一般質問を直に見ていませんので、これが私が「話」をする始めての機会を目にすることになります。

 請う、ご期待!

講演の骨子を以下に掲載

 講演の骨子でまとめていた内容は、下記の次第です。

 ただし、時間の関係でずいぶんとはしょりました。さらに、メモだけなので意味がとおりにくい部分があるでしょう。

 まずは、掲示板書きこみでせっかくご質問いただいた、中本博久さん(絵留夢)と藤原勉さん(ふじわら薬局)に対して、敬意を込めて、全部公開です。

 なお、最期の<参考> クオールエイド社(http://www.quolaid.com/)というのは、私がいつも参照するサイトです。こちらは、プロの中小企業診断士さんのサイトです。

ーーーーーー以下、メモの全文ーーーーーーーーーー
広島商工会議所 講演資料 (2,004年3月23日)
町田市議会議員 吉田 つとむ(東京都)

<始めに、大企業のサイト>

● 日本最大の企業=トヨタ自動車のHPの特徴
   企業本体のHPは、なんの変哲もない=奥行きは深くて豊富、痒いところにも手が届く紹介とサービス
   インターネット記事だけで、基本的な情報は全てそろう。
   ■ 製品とサービス(59サイトが完備)→ 、日産50、マツダ29

◎ マツダのHPの特徴
   いきなり、RX=8の鮮烈な画像と、カーオブザ・イヤー受賞の文字
    専門店の様相です。
    HPの作成評価のコンテストがあれば、自動車会社としてトップの評価

<流通業では、どのような戦いになっているか> 認識の再確認
* 流通業(店舗)のライバル
デパート、スーパー、ディスカウント、アウトレット、会員制小売店舗
大型専門店、チェーン店など
コンビニエンス
* 流通業無店舗のライバルがひしめき合う時代
 ■ 通販(別途 添付記事)
■ 生協(生活協同組合 広島生協 東京では、4生協の配送
◎ コープとうきょう ◎東京マイコープ ◎東都生協、
◎  生活クラブ生協)
   
  膨大に人数をかけた、HP
    関心がない人には、読むのも大変なくらいの記事量


1.  個人が作成したホームページで人気が高いサイト

○ 人気のあるサイトの秘密
 草野球チームのPH=首都圏サタデーリーグ
  構成の豊富さ(コンテンツ:2004年度成績・試合予定表・会長のページ(知識豊富)・審判員の眼・日米野球文化論・直球曲球・チーム紹介・審判依頼登録など)
  掲示板でさまざまに相談、質問と答え、対戦相手募集 
    →掲示板(掲示板、シニアリーグ、野球質問の3タイプ)
→アクセス数の増大 189,906人 (1999/8/3より)
  リンクの充実
    →審判のサイト(プロ野球の審判、ルールの解釈について理解したい方へ! 審判の眼 未公認野球規則、米大リーグ審判武者修行日記など多数)
    →その他の分野でも、変わったところにジャンプできる

<話題を変えて、社会現象>

● 学生にインターンブームが爆発
* 来年開校「首都大学東京」(都立大を全部統合する)の目玉は、
学生が全員、社会就業体験(インターンシップ)をすること
  * 中学生も就業体験の時代=修学旅行は、東京の職場体験
    旧来は元服(15歳)に合わせた行事。インターンブームで全国拡大
     → サラリーマンの体験より、経営者の体験が有利
     → 早めに、こうした分野に時間とお金を投資する
 
 広島、岡山でも、大学生のインターンシップが行われている。


2。  小規模事業でなりたつ「インターネット戦術」について

● 政治家のインターネット戦略
◎ 大臣、 知事、 市・町・村長
◎ 国会議員、都道府県議、市町村議(市は、政令指定とその他)
   都道府県以下のクラスでは、秘書もほとんどいなく、
自前の活動が基本。自分の能力をどの部門や時間に向けるか

* インターネット戦略(と言うほどのものでもない)
   携帯メール配信・・・とにかく、メールアドレスを聞き出し、
携帯にメール情報。
数千人のアドレスを持ち、常に増加

   メールマガジン・・・小泉内閣のメールマガジンが爆発。
→ 数百万人の購読を獲得する。最大規模。
             → 関係ある人を探し、自分で送信先を増やす

   特徴あるHP・・・・自分流をつくる(難しいことではない)
             → 一旦、自己の高い評価を作り上げる
               → その研究投資は、必要経費
                → 強い、自己主張部分を強化する
                 → 一定の支持者数を持続する
              (ターゲットを自分から絞り込む発想)
              (相手の階層で判断するのでなく、自分の思想との親近感で味方をつくる)=現実の分析
   *政治家で、ホームページでトップになるのは簡単
     → 政治家は、こうしたことに時間をかけたがらない
     → 小売商も同じではないか

  政治は、国家議員が地方議会にでてこれない。テリトリーが確定
    → 小売業は、その壁がない。その分、難しい。

● 小規模小売店のHP
  
 * 小売店HPのサンプル=ジョルナ
   HP記事と、会員への携帯メールマガジンの速報の連動
   客層の絞り込む=客相のとらえ方=自分の店の、客の顔を作る
   数千人の会員を有し、タイムリーなファッション情報を提供

● 面白いHP

* 新しい視点を取り入れよう
「小売業日本一」というファイルは、3670件
「小売店日本一」は、2450件のファイル
「日本一の小売業」というファイルは、55件・・・セブンイレブン、ダイエー
「日本一の小売店」は、4件のファイル・・・キオスク
「小売業の日本一」は、1件のみ・・・イトーヨーカドー
「小売店の日本一」は、ゼロ件

「日本一のホームページ」では、145件・・・
「政治家ホームページ日本一」と自分の宣伝カーに書いている

「日本一の商工会議所」は、1件のファイルのみ・・・
マガジン「石垣」の記事

<小売店の日本一>とホームページにうたいこんだら、何が必要か。
   
 究極は、日本一の商品を置くことに尽きる
  → とにかく、自分の販売分野に関係する、
日本一と考えられるデータ集める
     → 店に書き出す、データブックをつくる、HPの記事にする
       → 1点でも、とにかく日本一と言える商品を配置する

* ネット上で、目立つ「ポジショニング」を取る
    → トップにふさわしい記事を順次そろえる

* 日本一の電脳村(山田村)、日本で最初の電子投票(電子投票饅頭)
    → 新見市の電子投票饅頭は売れたが、広島市安芸区の
電子投票クッキーは売れず(人が来ない)


3. 双方向性ということについて

● お客様とのネット交流

  * 店舗には、テーブルとイスを置く
  * お客様が必要とする情報収集の助け舟
     → 店舗内にネットパソコンを置く
     → お店のお勧めサイトを公開する
     → お気に入り登録は、自由にしてもらう


 * 商店街活性化HP=クオールエイド社
   構成、とにかく膨大な自前の資料をネットで公開
    →次のアクセスでは、更に記事がある予感
  タイムリー、いくつもの掲示板を持つ
    → 首都圏リーグと共通
      専門知識の主催者が直接、無料で応答する
  自己思想がある
→ 商機につなげる
   <参考例>
      記事を別添


4. お客様の「客相」について

 お客様に合わせて商品を仕入れる発想
  → 商店主の思想に適したものを仕入れる  
     → たった一人のお客様に買っていただく
        (満足を得てもらうため、十分に商品研究をする)


メ モ


<参考> クオールエイド社(http://www.quolaid.com/)
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