文学館の実施設計予算の委員会審査
(03/09/22) 文教生活常任委員会質疑
所管委員会予算審査について 2003/09/18(Thu) 19:08
所管委員会分の予算審査では、討論がなく、全員賛成でした。最も、質疑が集中しなのは、(仮称)文学館の実施設計予算の部分で、あわせて、その行政報告(基本設計説明書)も提出されて説明がありました。
その詳細は、別途、議論掲示板などの記述しますが、総費用としては、7億から7億5千万円に上る費用を見込んでいることが明らかにされました。
当初、地階に「ホール」を建設する考えがあったようですが、その場所は旧公民館の増床部分の地階部分がそれに当てられていましたが、そのスペースの地階は基本設計図面では、含まれていませんでした。つまり、計画の縮小を図ったものと思います。(以上)
* 詳細は、下段をご覧ください。
<見だし>
1. 文学館構想の委員会質疑 09/20-23:51
2. 文学館運営の人員とその構成 09/21-00:17
3. 館内会議室とその利用方法 09/21-00:26
4. 基本的な町田市の考え 09/21-00:36
1. 文学館構想の委員会質疑
平成15年第3回定例会では、所属の文教生活常任委員会の補正予算審議で、(仮称)文学館の実施設計予算の審査にかなりの時間をかけました。あわせて、(仮称)町田市立文学館非本設計の進捗状況についてとする、行政報告がありました。
最終的には、他の部の予算も含めて、文教生活常任委員会は、全員一致でその予算案を可決とした。
以下、順次、記事にしたい。
● 建築工事費の概算
◎ 行政の説明
総工費は、7億〜7億5千万円とした
以前の計画にあった地下のホールは造らず、近隣の施設とリンクした施設とする考えと説明。
◎ 委員の質疑と要望
○ 文学館、版画館、公民館、市民フォーラムと関連した街づくりをより深めるべきであると言う要望する。
○ 全体のランニングコストはいくらになるか
私は次のように整理して答弁を求めた
* 人件費
* 作品購入費
* 事業費
* 維持管理費
人件費では、正規職員4名(学芸員1名)、嘱託職員6名を目標に順次、今後の年度計画で配置したい。ただし、市の職員計画の中でどのように見直されるかが不明となっている。
作品購入費では、全部を寄贈とするわけにはいかないこともあると考える。
事業費では、詳細は別の形で説明された。
維持管理費では、現在の博物館程度のものが構想されていた。5千万円弱ほどと言う。
● 今後の予定では
◎ 行政の説明
今回の実施設計予算が認められれば、今年度中に実施設計を終えたい。2,004年度、2,005年度のかけて増築工事を行う。工期を11ヶ月とし、2,005年6月に建物を完成。11月にオープンする予定。
◎ 委員の質疑と要望
前回の基本計画の時に、その時間的な考えは聞いていたため、それほど質疑はなかった。
2. 文学館運営の人員とその構成
文学館運営の人員構成は、まだまだわかりにくい形でした。
企画委員会・・・版画美術館の運営委員会に相当するもので、文学の関係者が委員に相当します。
事業の計画を考えます。
学芸員・・・・・正規職員、嘱託職員の両方が考えられています。
市民研究員・・・町田市に係わる特定の作家・時代目的で、文学研究を行います。ボランティアです。
友の会員・・・・版画美術館と同様なもののようです。会費を払った人で構成されます。
<レファレンス機能>
この施設では、市民に対する機能として、レファレンス機能を重視しますが、判りやすく、「「調べ物コーナー」的な感じを持たせる。
<市民文化の集積>
この施設では、同人誌などの収集を行い、その保存に努める。大将は、町田だけに限らず、広く武相地域全域と考える。
その対象には、文学意外に、映画・演劇・音楽・美術等の他のジャンルと関連付ける。特に、委員より、漫画も含めるべきとの意見があり、それも加味したい旨の答弁があった。
<事業に関して>
もう一つの町田市文学館として考える。それも、町田市の特徴としたい。広報公聴課、情報システム課とも協議中である。
ただし、市の予算化にも規定される可能性がある。
<創作活動を重視することに関して>
市民や全国を対象とした、一般作品募集の企画を考えるべきであるとの意見を出した。40万人都市に相応しい、町田市に日本一とされるものがあってほしいと求めた。
3. 館内会議室とその利用方法
館内には、多数の会議室が計画されている。地元のことも顧慮し、大勢の人が集まることを構想したと言う。
館への入場は、図書館の一部と考え、無料としたいと考える。会議室の利用も無料としたいが、他の施設との兼ね合いも考える。委員は、無料を望まない雰囲気が強い。
その施設の利用目的が、それぞれの特徴をつかむのは困難。
なお、予定されている駐車場に関して、出来るだけ減らして緑地にするべきとの意見が、委員から相次いだ。そこで私は、館の規模、会議室の広さからして、適当な駐車場は必要とした意見を述べた。
4. 基本的な町田市の考え
町田市は、この文学館を「市民によって支えられ、育てられる文学館」と総括している。
そのため、プロの作家と市民・学生が出会い、交流し、新しい市民文化を生み出す拠点となることを目指すと言う。
私は、先に書いたように、そのためには、作品の一般募集の企画が必要と説明した。「一筆啓上の街」を例に示した。
また、著作権フリー作品のネット化を求めた。市の文学館HPとの関連を真に中身があるものを求めていきたい。
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