岡山県知事選挙 電子投票視察(新見市)

1. 期   日  平成16年10月24日(日)〜10月25日(月)

2. 視 察 先  1. 岡山県新見市

3. 参加者氏名
   吉田 つとむ((自由民主党会派視察・単独)→下段の段落記事参照

<前書き>

 平成14年6月23日、日本で最初に電子投票を市長・市議選挙で導入した岡山県市新見市では、その翌年の岡山県議会議員選挙において、電子投票方式で再度実施される予定であった。しかし、その県議会議員選挙では、立候補者が定数の1名しか立候補者がなく、無投票当選が決まったため、電子投票選挙は実施されなかった。 
そこで、平成16年10月24日に行われた県知事選挙において、この新見市選挙区分の投票で電子投票選挙が実施されたのが、同一自治体における電子投票となった。

<概要と所感>
電子投票は成功裡に終了

岡山県知事選挙、新見市における選挙は、電子投票で行われました。その投票と開票の結果は、無事終了でした。

新見市の電子投票は113台の電子投票機が用いられましたが、そのうち3台は期日前投票に使用されたものでした。

選挙管理委員会の途中経過発表で、投票行為中に1台故障が発生し、エラー表示が発生するという事態があったとのことでした。その発表によると、その有権者の方には他の電子投票機で投票をしてもらうことで、無事投票を済ますことができたことでした。

選挙管理委員会よりすぐに公表されていました。

また開票作業中において、その故障があった投票機の投票データ分は正本のコンパクトフラッシュでは読み取れず、副本のデータを読みとって代わりとしました。

電子投票選挙のマニュアルに添い、立会人の了解もあって、開票作業が進行しました。故障の原因究明はこれからのこととなりますが、その投票機と動かなかったコンパクトフラッシュが存在しているので、その両方から線からの検討が考えられるのでしょう。(その後の確認作業を行っていませんでした)

 なお、選挙の結果では、現職と新人の2人が立候補する選挙で、現職優位と見られていたため、選挙自体の関心がやや薄かったと見受けられていました。

投票所への搬入、搬出、設置、前日検査など全ての運営を市職員の方が実施されたのも日本初とのことでしたが、日程の関係でその搬入準備作業の見学をする機会は逸しました。

<補>

 今回は自分の日程で十分な時間がとれないことが予定されていたため、会派視察の予定段位階で、公費負担は一切なしとして申請していました。
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