新庁舎関係視察(愛知県豊田市)

新庁舎建設等に関する調査特別委員会は
平成16年10月18日(月)〜平成16年10月9日(火)の行政視察において、
掛川市・豊田市・松任市の3自治体の新庁舎と議事堂を視察した。
内容は、次の通りで、
・議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について
・新庁舎建設等に関する事項について
 11月2日以降の審議に対する視察であった。

 提出した報告書は、以下の通り。

平成16年10月18日(月)豊田市視察
目的 新庁舎建設について

                   作成者 吉田 つとむ

 視察所感(豊田市)

 豊田市の視察においては、市議会の物理的な配置を中心に質問したので、報告書も議会部分の報告とした。

本会議場
まず議場については、市町村合併に対応して議席数を40から47に増やすという。新設の庁舎であるが、現在の議場の中でその議席を確保し、さらに対面式の質問席を設ける作業を来年3月議会に間に合わせると言う。
そのために、かなりのスペースを必要とする。なお、会議の内容はCATVに通じるTV中継を行っている。

委員会室、全員協議会室
次に、委員会については常任委員会数に応じた4委員会室が備わっていた。その部屋の大きな委員会室を「全員協議会」の開催に使用していると言う。

視察所感(豊田市−続き)

特別の部屋の構成
町田市議会に存在していない特徴ある部屋として、会議室、応接室、談話室が備わっていたので、個別に紹介する。

会議室
テーブルを中央に配置する、いわゆる会議が出来る機能の部屋があった。
町田市議会には存在せず、議会の政策立案機能、チェック機能を充実させる目的で議員相互、議員と職員(議会事務局あるいは、行政職員)もしくは、外部の人との協議に使用する

応接室
いわゆる応接室。 
町田市議会には存在しない。
住民の請願や陳情、もしくは各種の相談などを機能の果たすための部屋に使用する。外来者のプライバシー保護が保てる構造になっている。

談話室
議員はこの部屋で食事が出来る。外来者と、気軽に応対できるよさを持つ部屋だが、町田市議会には存在しない。

視察所感(豊田市−続き)

正副議長室
いわゆる正副議長の執務室。
町田市議会では正副議長が同室で執務する形式となっているが、豊田市では別室とされている。他市でも正副議長室については、機能上、別室となっている。
議長室には隣接して応接室が配置されている。(副議長室に通じる形態)

ロビー
 十分なスペースが確保されている。
町田市議会では、(議場ロビーの)委員会室に、ロビーにいる人の声が聞こえるような環境の構成になっている。

会派室の構成

 議員には専用のブースが作られており、会派室は議員の調査室の機能を持っている。
 それ以外の構造では、会派ごとの考えで構成されるようであるが、いずれも会派の議員の懇談が果たせる機能も持たせてある。とにかく、ゆったりした構造が特徴である。
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