新庁舎関係視察(石川県松任市)

新庁舎建設等に関する調査特別委員会は
平成16年10月18日(月)〜平成16年10月9日(火)の行政視察において、
掛川市・豊田市・松任市の3自治体の新庁舎と議事堂を視察した。
内容は、次の通りで、
・議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について
・新庁舎建設等に関する事項について
 11月2日以降の審議に対する視察であった。

 提出した報告書は、以下の通り。

平成16年10月19日(火)松任市視察
目的 新庁舎建設について

                   作成者 吉田 つとむ

 視察所感(松任市)

 平成10年8月に完成した建物であった。新設移転をした施設であり、庁舎棟部分と、市民交流センターを合築した構造となっているのが特徴である。
 敷地面積は、3.7haと町田市の市役所移転用地の約2倍の面積となっている。その分、駐車場の敷地に大きな部分を確保しており、職員の自家用車通勤を前提とした考えになっていることを伺わせる。
 市民交流センターを一体式の建物とし、ホール機能、会議機能、一般用食堂を兼用しているのが特徴である。
 なお、建築に当たっては資材や備品に特徴品を多用しており、将来に向けた修復時点において、その取寄期間や費用などに行政担当者は懸念を持っていた。屋外にヘリの緊急着陸地を有している。

視察所感(松任市−続き)

 人口6万7千人の松任市は、議員定数が18名となっており、町村合併の実現で、その定数が変化してくる。市域の面積も、59.93kuから755kuに増加し、平成17年時点でその定数が35人、平成21年時点で28名の議員定数としている。
 議事堂の特徴として、全員協議会室、全部の常任委員会用の会議室の設置はもちろん、議会応接室やリフレッシュコーナーを配置しているのが特徴であった。議員の住民との面談やその場で職員と質問の下調べの仕事をするための配慮と言えよう。
 ここでは、議員控え室専用に「398u」のスペースを確保しているのが特徴であった。議員個別のスペースを確保すると言う考えに変わってきているようである。町田市もぜひとも参考にしたい。
 なお、市議会にある会議室は、他の行政や審議会などの利用目的に転じて使用することはまず有得ないということであった。議会というものが、町田市とは極端に異なって、権威的な側面を持っていることが、そのことによっても理解できた。
 他の視察都市でも共通していたが、CATVの放送設備が導入され、一般化している。傍聴者席には、難聴者用レシーバ、車椅子用対応席を4席備えており、バリアフリーにはより意識を高く持っていた。
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