新庁舎関係視察(埼玉県所沢市)

新庁舎建設等に関する調査特別委員会は
平成16年11月1日(月)の行政視察において、
埼玉県所沢市・東京都練馬区の2自治体の新庁舎と議事堂を視察した。
内容は、次の通りで、
・議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について
・新庁舎建設等に関する事項について
 11月2日以降の審議に対する視察であった。

行政視察報告書
新庁舎建設等に関する
調査特別委員会行政視察 平成16年11月1日(月)

視 察 先 埼玉県所沢市

調査事項
・議事堂等(議事堂の設置場所に関する事項を除く)に関する事項について
・新庁舎建設等に関する事項について

 視察所感(所沢市)
 建設に至る経過では、様々な変動があったという。特に新市長の誕生で新市庁舎の基本設計の変更もあったとのことであった。そのため、駐車場に慢性的な不足が起きているという。新庁舎は米軍の払い下げ用地内に建設され、国の諸官庁とともに行政機能が充実している特長がある。町田市はその人口に比して、東京都や国の機関がなく、ほぼそれらの植民地的な扱いで甘んじている様子がうかがえる。

 新庁舎全体の様相では、高層棟と低層棟を両側に配置し、真ん中に市民ホール(アトリウム)を配置する。行政部門で重点を置くのは、1階部分のワンストップ化が際立った特徴をなしている。

 防災センターは、通常の入札室を使用するのが特徴となっている。音響設備なども、通常はロッカー内に置かれている。総務部門と同じ部屋にある。

 平成16年11月8日
  町田市議会議長 様
委 員 名 吉田 つとむ

  行政視察報告書
視察所感(所沢市−続き)
 議事堂部分は、すべて低層棟内にあり、委員会室はアトリウムの上部分に位置している。それらが、すべてワンフロアーで設計されているのが特徴である。特に、議会の構造上の問題を考慮した上での設計ができたのであろう。

 議場には専用の理事者控え室がなく、他の会議室を使用するという。本会議を開催していない時は、委員会を開催するはずもなく、それらの会議場の一室を当てるという。他の都市議会でもあったが、きわめて合理的な形態とみなされる。

 委員会室が全部で6部屋もあるが、それぞれ常任委員会が4室、議会運営委員会、特別委員会用という。それとは別に、全員協議会、議会会議室、3つの応接室を配している。
代表者会議(幹事長会議)は、「正副議長応接室」を使用するという。他にも、図書室、印刷室などの部門も充実しているのも特徴となっている。印刷室では紙を自前で用意すれば、何時でも議員が印刷することが可能である。

 議会事務局はエレベーター前にあり、そばにロビーを配置しており、用もなく議会に訪問する人には抵抗感もあるだろうが、かなり合理的な配置と言えよう。議員には専用の駐車場が配置されている。議会の表示はなく、エレベーターのところに表示されているという。なお、議員の会派室は、最低10u以上備わっており、町田市に比べると、雲泥の差である。
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