(続き)可児市電子投票のトラブル続報とその内容(町田市議 吉田つとむ)
(03/08/15)作成 以下は、吉田の議論掲示板記事を引用。 <記事見だし> <今回は、2回の分けての記事としている。前回に続き記事となる>
Re: 今回のトラブルの経過 - 笹山登生 07/21-14:00 No.2723
サブサーバーと予備機 - 吉田 つとむ 07/21-18:13 No.2725
Re: サブサーバーと予備機 - 笹山登生 07/21-18:53 No.2726
ゼロ票確認作業の有無 - 吉田 つとむ 07/21-20:12 No.2728
MOへの記録 - マーチ 07/23-19:10 No.2740
Re: MOへの記録 - 笹山登生 07/24-08:11 No.2742
現場の基本情報について - 吉田 つとむ 07/24-19:36 No.2751
Re: メーカへの損害賠償 - 宮本 武蔵 07/25-19:27 No.2763
視察の立場でじっくりと観察 - 吉田 つとむ 07/25-23:41 No.2765

Re: 今回のトラブルの経過 - 笹山登生 07/21-14:00 No.2723

吉田さん。
暑い中、お疲れ様です。
トラブルの原因も、暑さのせいなんでしょうかね。
私なりに、その原因を、http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi#4789
で推測してみました。
ご照覧あれ。

サブサーバーと予備機 07/21-18:13 No.2725

 こんにちは 笹山さん 先ほど、町田市に戻ってきました。
 深夜の記者会見まで立ち会い、そのことをさらにネットカフェで思い出しながら書きこんでいたため、当地では朝の時間に寝こんでいました。
 しかし、私のこのレポートは、いくつかの自治体の選挙管理委員会職員の人達、選挙業界人の一部、そして、選挙当事者の職員の方もお読みいただく状況ですので、速報の形で知らせる義務感が起きてきます。
 さらに笹山さんのように、何事も博学な方のコメントもいただくと、なによりのやり甲斐が起きてきます。
 特に、このトラブルが起きたときの対応として、サーバーの切り替えが行われたのですが、新聞各紙の記述は、ばらばらでした。

読売ーーサーバーを予備機に切りかえるなど・・・・
朝日ーーすての投票所のサーバーを予備に切り替え、・・・
毎日ーー現地で買えず、東京版は記事見当たらず。
中日ーー全29投票所でサーバーを予備機に切り替えた。
岐阜ーーサーバーをバックアップ用に切り替える

 笹山さんは、メーカーの仕様でサブサーバーを使うことになっていると正しく記述されています。
 現地で配布された「視察のしおり」には、投票所サーバー(二重化対応)*第1サーバー故障時には2サーバーに切り替えます。 としています.
 さらに、指定視察先には、使用するサーバーのほかに、「予備サーバー」と書かれたダンボール箱(使用するサーバーと同様に、かなり重たそうだった)が、同じに搬入トラックから取りだされ、会場に持ち込まれました。
 投票機のタウンと言うトラブルが発生した時を含めて、その予備機が使用された形跡はありませんでした。
 また、先のパンフレットには、予備機の記述が見当たりません。そこに記述があるのは、「電子投票機」のみです。サーバーの予備に関しては記述がありませんでした.
 ということで、
 「サブサーバー」と「予備機」とは、異なったものと私は解釈しています。

Re: サブサーバーと予備機 - 笹山登生 07/21-18:53 No.2726

どのようなフェイルオーバー(サーバに障害が発生した場合に、代替サーバが処理やデータを引き継ぐ機能)の方法(http://www.intersystems.co.jp/support/csp/gha/gha_failover.html)をとっているんでしょうかね。

ゼロ票確認作業の有無 07/21-20:12 No.2728

 私が見たところでは、サーバーがダウンした状態で、そのキャビネットの扉のカギをあけていました。
 それを明けていた人は、投票管理者ではありませんでしたし、その位置にその投票管理者がいたかどうか、私の記憶では疑問点もあります。
 サーバーからMOを取り出した時点で、それを封印し、「別のできるだけ堅固な容器に入れてかぎをかける」ことにしていたように思います。
 ただし、その作業の時に、投票管理者がそこにいたか、投票立会人がいたか記憶が定かでありません。
 また、電子投票を再開した時点で、ゼロ票確認の作業がずいぶん簡単に行われていたように感じました。

 いずれにしても、上記の状況は、「ムサシ=富士通」グループのライバルメーカー・複数社の人物が、ビデオテープを回して観察記録していました。
 さらに、その一部は、一般のTV放送局のカメラマンも撮影しています。

MOへの記録 - マーチ 07/23-19:10 No.2740
<吉田注: 内容の照会、回答であるため、転載して掲載>

電子投票では、投票者が投票を確定するたびに、MOの正・副にその投票を
記録することになっています。1つのサーバには、正・副2枚を
セットします。正と副は全く同一内容です。

障害を起こした投票システム(子機、または、サーバ)はその時点で
使用中止です。投票所内では復旧作業は行わないことになっています。

投票所内LANに2つめのサーバが接続されている場合、そのサーバにも
MOの正・副をセットします。

1つ目のサーバのMO2枚に記録されるものと、2つ目のMO2枚に記録
されるものは全く別の記録です。

Re: MOへの記録 - 笹山登生 07/24-08:11 No.2742

お詳しい方と見て、マーチさんに質問です。

1.「投票所内LANに2つめのサーバが接続されている場合、そのサーバにもMOの正・副をセットします。」
とかかれていますが、
当初からのサブサーバの立ち上げがある場合もない場合もあるということでしょうか。コールドかウォームかホットか、いずれの待機状態でもいいということでしょうか。

2.「1つ目のサーバのMO2枚に記録されるものと、2つ目のMO2枚に記録されるものは全く別の記録です。」
とかかれていますが、メインサーバで使われたMOのサブサーバへの再装着と追記はないという意味なのでしょうか。
それとも、同一MO内に、メインサーバのものとはセパレートして記録されるという意味なのでしょうか。
前者の意味とした場合、ホットのときは、待機系のサーバには、メインサーバへのMO装着時と同じ投票開始前時に、ゼロ票確認後、MOが装着され、障害前のデータは、ミラーリングで記録されるということでしょうか。
それとも、サブサーバによる障害復旧後に、サブサーバに新しいMOが装着され、ゼロ票確認後に、以後の記録がされるということでしょうか。

現場の基本情報について 07/24-19:36 No.2751
 視察者に公開された、広見公民館の投票所では、サーバーが2度停止されたという情報です。
 そこでは、予備のサーバーを使った様子はありませんので、最初のサーバーを再利用したというのが通常の解釈と思います。
 前回の記事を下記に示しました。
http://j-expert.cn1.jp/wforum/wforum.cgi?no=2734&reno=2732&oya=2714&mode=msgview

 なお、笹山さんの質問にも、お答え願います。
 よろしく.

<吉田注: これに記事に続く、レスはありませんでした>

Re: メーカへの損害賠償 - 宮本 武蔵 07/25-19:27 No.2763
>  今回のトラブルでは、電子投票を記録するサーバーがダウンしたことが最大の問題点でしょう。
>
本件、選挙にとって、一番重要な公正さが検証されていない。
この様なゴタゴタから再選挙となった場合その損害賠償に関する
契約はどの様になっているのだろうか?
よもや、契約書に盛り込まれていない等と言うことは無いと思うが
再選挙の費用のどの程度までメーカは補償するのだろうか?

視察の立場でじっくりと観察 07/25-23:41 No.2765
 
 宮本武蔵さん こんばんは
 今回の問題では、可児市にこの投票機を納入メーカーが、富士通とタイアップした「ムサシ」という会社であるので、偶然の一致の名前です。
 その宮本武蔵さんは、すごいペースで話が進められるようですね。
 私は、「視察」と言う観察者の立場で今回の事態も見つめています。そのためには、じっくり経過を振り返って、問題点を提起するべきものと考えています。

 なお、この記事の続きに関しては、新規のスレッドをお願いいたします。(このスレッドは、長くなりすぎました)
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<吉田注: この関係記事は、2回分記事に分割しています>