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              2004年6月17日 vol.421
    吉田つとむはインターネットを武器とする!メールマガジン 
                 http://j-expert.com/
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    情報公開のエキスパート<吉田つとむ>の週刊メールマガジンvol.421
    を発行。当面、週1回刊行。 2004年6月17日

    内容は、(1)コメント、(2)ニュース、(3)予定と案内。

    (1)コメント
     談合企業に損害賠償を求める議案を多数で可決

     以前からの課題であった、町田市における談合建設企業に対する損害
    賠償請求訴訟の議案がこの議会に出てきました。

     こうした裁判にかかわる議案は、従来より提案された本会議で即決し
    ているので、6月16日の議題で審議し、討論採決に至りました。

     経過と趣旨は下記の通りです。

    (1)談合の損害賠償訴訟裁判を可決する

     第81号議案、損害賠償請求訴訟の提起について(建設業界の談合にか
    かわる損害賠償金の請求を求める裁判)が、本会議で採決され、多数で
    可決しました。

     その採決の結果で、議案に賛成した議員は、自由民主党、社民ネット、
    共産党の会派の全員と、及び諸派議員(中山副議長)それに公明党会派
    の一部でした。

     反対した議員は、新世紀・自民、市民派クラブの全員と公明党の一部
    でした。なお、新世紀・自民の1名はこの採決で退席、もう一人は今期議
    会を欠席です。

     なお、この議案の採決前に反対討論があったので、私は議会の公正さ
    を保つ意味で、賛成討論をしました。

    (2) 談合企業に損害賠償

    談合企業に損害賠償請求が不可欠(経過の説明)

     今回の建設業界の談合事件にかかわる、町田市が起こした損害賠償訴
    訟ですが、建設業界がはすでに「談合」したことを、公正取引委員会か
    ら認定され、その談合行為自体を自分で認め、その課徴金を建設業者は
    払っています。

     また、その当時の工事発注の落札価格と、その後の一般競争入札が取
    り入れられた入札の落札では、比較をすると、相当数の比率で落札額で
    差が出ています。そうしたケースの訴訟、裁判は他の自治体でも行われ
    ており、この談合に加わった建設関係業者が、町田市に経済的な損失を
    一切与えていないないとするのは通るはずもありません。

     公正取引委員会の建設業者処分を受け、町田市が公共工事落札業者を
    相手に11億5千万円の損害賠償請求をたびたび行ったにもかかわらず、
    どの業者が何の対応もしてこないことによって、町田市の損害賠償請求
    権利が失われる時期が迫りました。(7月29日が期限)

     そのため、町田市は自らの財産保持を目的に建設業者を相手に損害賠
    償請求したものです。しかし、その後において、談合した建設業者は不
    誠実な対応を取り続け、この11億5千万円の存在賠償請求を無視しようと
    してきました。

     もとより、町田市が裁判をすると、税金を投入することになりますが、
    税が不公正に使われたことを談合業者から取り戻すことは、市民の付託
    に答える市長の当然の立場です。この損害賠償訴訟が、議会にかかって
    きました。この訴訟を否決をすると、談合の不正はなかったと言う判断
    を議会がすることになります。

     確かに裁判費用はかかりますが、町田市政の公正さを保つためにも、
    議会はこの第81号議案(損害賠償の提起について)を可決する必要があ
    りました。翻って、議員の個人個人が税金を納める町田市住民の立場に
    立つか、町田市が求めた損害賠償請求を否定し、損害賠償を拒否した談
    合企業を支持するか、という選択枝となりました。

    (2)ニュース、
     自由民主党本部では、参議院比例区に相次ぎ公認

     自由民主党では、従来からの参議院比例区に相次いで公認を追加して
    います。さる10日には、女子プロレスラーの「神取 忍」氏(新人)を
    公認し、昨日は竹中平蔵経済財政・金融大臣を公認することを決めたと
    のことです。

     参議院比例区の選挙が、名簿掲載順が確定した拘束式のものから、個
    人への投票を認める非拘束式になったことで、自由民主党の公認者は、
    従前以上に多くなったようです。

    (3)予定と案内。
     委員会開催日

     この日は、文教生活常任委員会、都市環境常任委員会が開催されます。
    インターン生の日程で、委員会の傍聴を入れる予定です。

    * 前号で、発行ナンバーと発行月日を間違って記載していました。そ
    の前の数字をそのまま入れていました。失礼いたしました。
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    編集 吉田つとむ
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