2014.8.26 渡邊 慧 第7回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
        第34期研修生 渡邊 慧 フェリス女学院大学3年生

≪本日の研修内容と感想≫

(この日は、4名のインターン生が同行しています。渡邊慧さんは、後方、私の隣にいます)

  この日は、吉田議員が行う一般質問項目に関するヒアリングに立ち会わせて頂きました。当日スムーズな質問に対する応答が出来るように、吉田議員の質問内容を整理し、確認するためです。質問項目は、1.「文化施設のあり方、考え方について」2.「市民ボランティアと割増給与の議員の相違はなぜか」3.「交通政策の推進に関して」4.「バレーボールの大会開催について」です。1.「文化施設のあり方」のように、私が研修中に見たり、お話を聞いたりした内容についてはある程度理解することが出来ましたが、他の項目については内容に目を通しただけでは理解することが出来なかったので、このヒアリングでより深く知る、良い機会になりました。また、市民の方からの声を伝えるという議員の仕事を間近で見ることができたのも、今回得ることが出来た貴重な経験です。
質問内容を整理するためのヒアリングであると私は先に書きましたが、実際は質問の内容を確認するというよりは、吉田議員の質問の意図を細かく確認しているという印象を受けました。4つの全ての質問項目に関して、必ず職員の方が口にしていたワードが一つあり、それがとても印象的だったからです。それは、「再質問」というワードです。職員の方々は、質問の内容を整理し、適当な回答を用意するというだけでなく、その上で「再質問」に対する対応も事前に考えておきたかったようです。


(インターン生の4名はそれぞれに、メモを取っています)

 もちろんこの質問内容に対するヒアリングはスムーズで正確な回答をするために、とても重要なことです。このヒアリング自体を非難する方もいるようですが、ヒアリング自体は必要だと私は思っています。しかし、これが行き過ぎて以前問題になった北海道議会のように、「原稿を読みあうだけ」というようなことにならないように、十分な注意が必要だと感じました。

                               フェリス女学院大学3年生 渡邊 慧(第34期研修生)
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2014.9.07コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 渡邊慧さんのレポートが到着しました。今回、かなり実施日より日数が経過していますが、その理由はこの間、出かけていたためと聞いています。実は、8月23日のレポートも後で到着する予定になっています。

 さて、この一般質問と言うのは、議会で議員が市長に対して自由に質問するもので、市議会議員の固有の権利とも言うべきものでしょう。それで、自由な質問であるため、書いてあるテーマの中でどの点にポイントがあるのか、あるいはそもそもタイトルの意味はなにかを行政(職員)が把握し、市長などの幹部の答弁に備えるためのものです。質問の時間が答弁時間を含めた往復1時間と言う制限をしているため、議員側にとっても、答弁がとんちんかんなものになっては時間を無くすることになりかねないので一定必要な理由があるわけです。

 今回は、質問に関連あるテーマに沿って、施設見学、担当職員(あるいは学芸員)に質問を行った際に、渡邊慧さんが同行したケースと、そうでないケースがあり、質問項目によって、その違いを述べているものです。
参考 ● インターン体験記 渡邊 慧 第5回レポート 2014.8.13

 ただし、渡邊さんが見て取ったように、行背職員にとっては、行政のトップの答弁がスムーズであるように、有能であること、あるいは誠意がある様に演出したいと言う考えが優先しての質問内容の把握が目的でしょう。できれば、議員が行う可能性がある再質問の答弁内容も書いてトップに事前に渡すのが、能力ある中堅職員の役割かもしれません。それが、行きすぎると、私が出演した、ビートたけしのTBタックルの番組の中に出てきた、北海道議会のように、「原稿を読みあうだけ」というような事例が発生するのだと思います。

(ヒアリング後に、なじみの店で夕食を取りました。その際、さまざまに一般質問に関して話しあいました。)

 町田市議会がどうあるのか、吉田つとむの質問がどうあるのか、どうぞ、9月8日の質問日に確認してください。

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