議会の傍聴は初めてでした。定例会の質疑で国会の会派とは違い、異なる複数の政党や無所属議員等が同会派として質疑をするなかで各会派のカラーが出ていたというのが興味深く、印象的でした。傍聴した定例会の中で特に印象的だった3会派について私なりの見解を述べたいと思います。※会派の順番は質疑順にて記載
町田市民クラブ※についての見解、コロナウイルスについての施政方針を問うものが多く、市内の小中学校から高齢者施設、地元の中小企業、個人事業主の経営支援策に至るまで幅広い角度から質問していました。コロナウイルスの感染者が出た際に記者会見を行わないという周辺の市とは異なる対応した市役所に対して市民の不安が拭えないのではと指摘をしていたのが印象的でした。実際、私も初めて町田市で感染者が出ていたことを知りました。会派全体としては市民の意見を代弁しているという印象でした。
吉田議員が所属されている保守の会※についての見解、シナリオプランニング、収納事務、待機児童問題、中学校給食喫食率、コロナウイルスなど幅広く質問していました。シナリオプランニングに対しての質疑については民間企業で広く活用されているシナリオプランニングを行い、将来予測をすることにより将来の計画が立てやすくなるため非常に意義のある事業だと思います。しかしながら研究内容を開示し、透明化しなければ実態のわからない事業に費用を投じることにもなりかねない為、有効性を検証していくことは極めて重要であると思います。中学校給食喫食率については現状約10%の喫食率を30%に引き上げるという計画に対しての質疑については見通しが甘いと指摘し、誰がどう決めた基準なのか、達成見込みはあるのかなどを問い、民間企業の感覚では3倍にすることはいかに大変なことかという話をされており、私も同感です。もし本当に3倍にするのであれば普段注文していない生徒もおいしそう、食べたいというような気にさせる必要があると思います。食事は各家庭にメニューや味付けが異なるためそれに対抗するのは容易ではないと思います。それに加え、冬になるとスープジャーで様々汁物を持ってくる生徒もいることを考えると汁物を保温する容器などへの投資もある程度必要だと思いました。会派全体としては子どもや全世代に有益な公共性の高い質疑をしているという印象でした。
日本共産党※についての見解、福祉施設事業費や公営住宅維持管理費に対する補助金の削減や市民負担の増加に対して厳しく追及していました。質疑応答の回答をした市役所の担当者が質問と少々異なった回答をした際にも誤りを指摘して、重要な部分の為正しい回答をするように求めていたのが印象的でした。会派全体としてはやはり国会と変わらず反対意見が多く、行政の監視をするチェック機能として一役買っているという印象でした。
インターンは大変貴重な為、今後も1回1回を大切にし、経験が有意義なものになるよう臨んでいく次第です。
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2020.03.30 コメント 記:町田市議会議員 吉田つとむ
(インターン説明の日に議場に入る、今回の議会では、議場での傍聴ができず、事前のレクを実施)
吉田つとむのインターンシップでは、大学生・大学院生を対象としてしますが、今期は高校生2年女子1名と大学新1年生男子1名が参加しています。この日の参加者として、大学に4月から入学が決まっている中塚 輝さんの第1回目のレポートが到着しました。
この日は個人質疑が行われましたが、自民党は質疑者が無く、公明党が午前中に質疑を終える時間に市議会に到着した、中塚さんにはそれ以降の傍聴を予定していましたが、議場の傍聴席には入れず、議会図書室のモニター視聴になっていました。なお、諸派3人の記載はありませんでした。
中塚さんのレポートの記述は詳細で、政治、及び政治家に深く関心を持っている様子がうかがえます。次は、定例会最終日を傍聴を全部を見て、その後は会派内等で引き続き、議会や会派、あるいは議員に関する説明を順次行いました。
町田市議会議員 吉田つとむ 保守の会
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