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2022.9.01 一般質問1 中核市とその市長会について@
今回の一般質問では、前回の議会で発表された、「中核市」に関して、やるのか、やらないかを明白にすべきという主張で臨みました。
結論は、結局、町田市は中核市を研究するだけで、先の見通しが全く明らかにされませんでした。現状では、いつまでも中核市の研究をするしか意図が無いようです。
締め切りまでに質問事項
表題 中核市とその市長会について
(1)町田市は中核市を目指すのか、それとも目指さないのか。
(2)中核市市長会と町田市のオブザーバー参加について。
(3)中核市相互の災害時連携と、町田市の災害時協力協定自治体についてはどのような相違があるのか。
としました。
(1) 町田市は中核市を目指すのか、それとも目指さないのか。
この質問は、市長の市政方針を聞いていても見えてこなかったために、今回の一般質問項目に入れたものでしたが、まったく話が前進しませんでした。しかし、決して、中核市を目指さないとも言わないのが特徴でした。
そこで、インターネットのウキペディアの「中核市」の記載事項の項目で、
「現在移行を目指している市」とあり、14市が記載されている。町田市も入っている。
そのことを承知しているかどうかを尋ねました。
答弁では、象徴しているというものでしたが、町田市が言うのは、あくまで中核市の研究をしているというものでした。
本来なら、ここで「町田市は、中核市の研究をしているだけで、それを目指しているわけではないとされるなら、ウキペデャアの記載は間違いか。記事の訂正を主張しないか」と問う考えもありましたが、今回はやめにしました。
都市戦略の中正課長(左側の紺色スーツの方)
そうした町田市の怠慢な返答も有り得ると考え、中核市になっている、八王子市に出向き、取材したことを説明しました。
今、地方自治の課題として、中核市になることによって町田市で実施できることを述べました。
◎保育所など福祉施設の設置の許可、監督
◎民生委員の委嘱、監督
◎産業廃棄物の収集運搬業者や処分許可
◎計量業務があることで、走行する荷物車の計量測定ができる
などを具体的な課題で述べました。
(2) 中核市市長会と町田市のオブザーバー参加について。
八王子市に出向いた際に聞いたことでしたが、町田市は中核市市長会にオブザーバー参加しているとのことでした。初耳でした。
町田市が、中核市にかかわっている、さらに、町田市が中核市市長会にオブザーバー出席をしているなど、市政方針の中にも全く出ていないし、町田市の広報物にも見たことが無いことで、オブザーバーとはどういうものかを改めて尋ねました。そのオブザーバーと言うのは、町田市長が中核市市長会に出るのでなく、担当職員が会議に出席しているというものでした。
そこで、質問の趣旨を、「町田市が中核市市長会のオブザーバーとして参加していることを、議会や市民のどのように広報したか」という点に置き、その拡大を求めることにしたのです。これは、明らかに自分の政治的な主張として後退するものですが、私自身は町田市が中核市を目指すことを求めてきたわけであり、かつ、町田市が中核市に係ることは良いことだと思っているためです。そこで、今後の重点をオブザーバー参加の活動内容をより幅広く広報を行い、市民自身が議論できる場を確保するべきだと思っています。
今までの経過を振り返れば、私(吉田つとむ)は以前から、町田市が中核市になるように提唱してきたことを、改めて紹介しました。それは、前の副市長が更に部長時代のことでしたが、一般市が中核市に移行することがまるで意義が無いというものでした。結果的に、既に八王子市が中核市を目指すことにまで否定的に捉えられる言葉でしたが、一般質問のやり取りで、さすがにそれは無いものに収められました。
それがいつの間にか、町田市長が中核市に関心を持つようになったかは、不明ですが、人口30万人以上の都市の大半が中核市に移行する事態が起き、さらに人口20万人台の都市まで中核市に移行する事態に、これでは町田市が取り残されてしまう。放置すれば、都市間交流が進まなくなるという焦りが、町田市が中核市に関心を払わざるを得ない状況になっているのでしょう。
思うに、町田市が多摩地域26市の中でのみ、「都市」像を描いてきたために、全国の都市の動向が見えにくくなっていたものと推察します。
以下は、続編で記載。
この中核市の課題では、災害連携の話を出しました。
(3)中核市相互の災害時連携と、町田市の災害時協力協定自治体についてはどのような相違があるのか。
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