パンピーの政治参加


政治家以外の住民は選挙で投票することが「政治参加」であるというのが現行政治制度の基本です。「代議制民主主義」。

ところが政治家は、「代議」するために政治家になったわけではありません。「代議」制を通じて自分の主観、主張、私利私欲を団体の意志にするために活動するわけですから、あなたの主観・主張・私利私欲を誰かが代議してくれる、などということは期待できません。

まして、議会内部その周辺はこれまでの議員あるいはそのグループ間の積年の貸し借りその他の人間関係の積み重ねがありますからね。

したがって、政治参加を目指す非政治家は、団体の意志決定に自分の主張を反映させる手段を開発しなければならない。
こえrまで政治の現状に不満を持つ個人は、署名活動やデモといった行動に訴えていましたが、今日、そういった政治参加はめっきり減っています。

もちろん、かってそういう形で表現されていた政治に対する不満が減少した訳ではありませんから、「政治へのあきらめ」「政治参加への断念」ということがある。代議制にせよ直接行動にせよ政治は変わらない、ということですね。
このことは、議員個人にも言えることです。

ところがインターネットの出現で、事態は大きく変わる可能性が出てきました。このブランチではそのあたりについて考えてみたいと思います。


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