まとめ


政治家のホームページは、当然ながら、政治家の政治活動の「場」として活用すべきです。
この場合の「政治活動」とは政治家への免許証を入手することではなく、政治家が実現したい目的を具現化していくプロセス=組織の意志決定に影響を与えるという機能です。政治家のサイトはこの活動の一環を担うものとして設計・構築・運用されるべきだということですね。

このような取り組みは、吉田さんをはじめ、Web練達の議員さんたちによって先駆的な試行が始まったばかりです。今後さらに試行錯誤が続くものと思いますが、「如何にあるべきか」というあたりについての論議の場、試行の場が共有されると面白いと思います。

特に重視すべきは、民主主義の要諦である「啓蒙」という仕事をどのように組み込んでいくかということです。
いずれ機会があればあらためて考えてみたいものです。

果たして吉田さんのご本の評になっていたかどうか、大いに心許ないところですが、これをもって、ひとまず終わりといたします。

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