「町田市立自由民権資料館」
インターンシップ初日の午後は、町田市立自由民権資料館に向かった。この資料館では、幕末から明治期にかけて起こった自由民権運動と町田市域の民権家たちの動向テーマにした常設展示や季節展示「江戸時代のガイドブック」(2020年8月30 日(日)までの展示)をみることができた。これらの展示内容は、私が専攻する時代と分野が重なっており、とても興味深いものであった。とくに黒船来航時の資料が印象的である。浦賀に来航したペリー提督含む外国人への対応をまとめた資料があり、内容を深くみることは出来なかったが、そのような資料があったのだと刺激を受けた。展示をみた際、自由民権運動の大きな要因となった民選議員設立建白書であるが、自由民権運動の年表内にあるのみでその細かい説明がみられなかったのは何故だろうと疑問に思った。しかし、この常設展示では、町田市域の民権家たちを主なテーマとしているために詳細はみられなかったのだと考えた。
また、季節展示では、江戸時代に生きる庶民の注目が集まった観光(旅)に関する資料が展示されていた。当時、江戸から近い観光地として「鎌倉」が人気を集めていたことは驚きである。現在の鎌倉観光では、紫陽花などの季節の花や鎌倉野菜を使用したご当地グルメなどが目立つが、当時のガイドマップには、鶴岡八幡宮をはじめとする寺社や名所が描かれていた。時代によって観光(旅)の目的も違っていたことが分かる資料であった。
今回の資料館での体験は、今後の研究に活かしていきたいと強く思う。
吉田つとむの感想
第46期生のインターンシップ生がその研修を開始しました。7月31日のこの日は、休会中ですが議会の見学と、町田市立自由民権資料館を見学研修を行いました。2名の研修生が参加しましたが、もう1名は、議会の見学をテーマにレポートする予定になっています。
日高彩貴さんは、自由民権資料館の見学内容に自分の感想を加えています。大学で勉強するテーマにも即していたようです。展示物を見るのが慣れているようで、コース設定としては良かったのではないかと思います。幾分、コロナ対応で、リアルな勉強環境が極めて難しく、なっています。その分、見学先を選定するのも自分の勉強になります。
市庁舎屋上展望階
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