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町田市議会議員 吉田つとむ

吉田つとむインターンシップ 第46期生 佐々木愛花梨

インターンレポート第1回 佐々木愛花梨(昭和女子大3年生)2020.8.07

「プラ中間処理施設見学

 インターンシップ初日はプラスチック集積所である「リレーセンターみなみ」にて、容器包装プラスチックごみの処理過程を見学させて頂きました。事前の打ち合わせの段階と、実際に施設見学をさせて頂く中で、初めて知ったことが多く、大変勉強になりました。

 容器包装プラを圧縮梱包したものです。

 まず第一に、「燃やせるゴミの中継施設」という存在自体知らず、特に私の地元のように地方だと、専用搬出車を見かけたことはありませんでした。気になって調べてみると私の出身地にも1か所あり、さらにリレーセンターみなみのような設備の納入実績があるということでした。出身地にいた時に出したごみがこの町田市のように運ばれていたと思うと急に親近感のような、変な気分になりました。リレーセンターみなみの所在についても非常に驚きました。小学生の頃にごみ処理場の見学に行った際のイメージでいたので、その小規模版のようなものだと想像していましたが、街中に急に現れその上マンションの下であるというのは想定外でした。マンションの下にこのような施設が存在し、ごみ処理場として日々稼働していることは、地方出身の私にとっては流石だなとしか思えませんでした。マンションの下とはいえどもマンション内ということから、住人や近所からクレームなどが発生しないのだろうかと思い質問したところ、施設内自体のごみの臭いは仕方ないものであるけれども、外に排出する空気には臭いの成分が0の状態で排出されるようなシステムだから何も問題はない、ということでした。むしろ住人の方から「この下にごみ処理場があるのは本当ですか?」と尋ねられるほどであるそうです。そこまで何の問題もなくいられることは本当に凄いことだと思いました。ごみ処理場なのだから、些細なクレーム程度は否めないのだろうなと思っていましたが、私の杞憂だったようです。



 金属や刃物(カミソリ)が多数紛れ込んでおり、ベルトコンベアーで手選別されています。

 そして施設内でなにより驚いたのは、ベルトコンベヤーでの手選別過程です。人間の手作業でごみに関して行うことは、ごみ収集がされた後の過程でまさかあるとは思っていなかったため、思わず声が出てしまいました。そして乱雑な分別の実態も目の当たりにしました。選別をして下さっている方々はたったの8人、そして見ているだけで目が回りそうな作業をひたすらハイペースで手際よくごみをかき分ける姿には感動しましたが、それと同時にこの重労働にやるせなさのようなものを感じました。この選別作業が機械でできれば、とは思いつつやはり正確さと判断力はマンパワーにはかなわないものもあるということ実感しました。機械化やAIに頼る時代が加速しているとは言え、世の中にはまだ多く残っているのだなと考えさせられました。そして、注射器や乾電池、チャッカマンをそのまま捨ててもどうでもいいと思っている人が多くいる現状を知り、自分はそういうことがないように、これまで以上に分別には気を配ろうと思いました。


 ピンク色の取集袋で集められます。


 町田市のパンフレットです。実際の作業は、8人が4人・両側2列に並び、両手を使い、汚れがついたものや異物をベルトコンベアー流れに従い、一瞬の休みなく素早く取り出します。わかりやすいたとえで、かるた大会の選手が4組対戦しながら、両手をコンベアーの上を出し入れしている光景を思い浮かべてください。


 乾電池、注射針、カミソリなども多数、容器包装プラに混じっており、手選別されていました。


 施設を訪問する前に、レクチャーを受けました。

  打ち合わせの段階で話題になっていた、町田市の容器包装プラスチックの分別問題について、難しい課題が多くあることが分かりました。対策やシステムの違いから地域間で起こる摩擦や、その仕組みがあることによる二次的な問題の発生などを考慮していくと、大きな施設の設置や方針の変更というのは、かなり広範囲にわたっての配慮と費用がかかるのだなということを学びました。そして、県市町村などの議員の方々はこういったやりとりを日々行い、隣接する市町村との折り合いも鑑みながら企画を進めているのだと考えると、本当に大変なことなのだなと思いました。そして、そういう見えない裏の部分を知ることで、表面的な眼前の問題だけ取り上げ抗議や不満の声を上げることはとても安直であると思いました。こういったことは致し方無いし当然だが、ここで学んだ経験から、私は何か意見や反論があるときにはまず潜在的な要因があるのかもしれない、ということを念頭に置き、一度考えてから何かアクションを取ろうと思いました。

吉田つとむの感想
 第46期生のインターンシップ生は、2グループに分けて研修プログラムを設定しています。当然、行く先が異なることがあります。スタートした日付も異なりました。ここでは、一般の燃えるゴミを集め、圧縮してコンテナでゴミ処理施設に搬送しています。
 他方で、レポートのように、容器包装プラを袋から取り出し、上記のような不純物を含めて、手選別が行われています。その作業自体は撮影していませんが、インターン生には直ぐそばで見学してもらいました。
 この日の二人が同じ施設のレポートを書いたことで、ここまでは同じ文章としました。佐々木さんのレポートには、事前のレクチャーを受けていましたので、その分も記載してあります。写真も追加しました。
 

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