2015.03.09 梅田 史夏 第9回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
            第35期研修生 梅田 史夏 慶應義塾大学1年生

≪本日の研修内容と感想≫

  9回目の研修に当たる今日は町田市議会本会議の一般質問を傍聴しました。一般質問はトータルで5日間行われ、連日6、7人の議員が自由なテーマで市長や関係者に質問をするものです。本日は吉田議員を始めとする6人の議員が質問をしました。議員一人一人取り上げる質問内容や着目点、スピーチスタイルが異なり興味深かったです。議員一人に対し与えられる時間は60分でその中で質問と答弁が繰り返されます。
吉田議員は以下の4項目を質問されました。
①18歳選挙権の実現について
②都市計画案のあり方について
③町田市の障害者雇用について
④水素自動車の導入促進について
その中で特に印象的だった二つの項目について書きたいと思います。


(インターン生 3人が全員、私の一般質問日に集合しました)

 一つ目は18歳選挙権についてです。市では学生の政治的意識を高めるため出前講座や模擬選挙などの取り組みを行っているそうですが、まだまだ彼らに「どのようにして政治に関心を持ってもらうか」ということが課題として挙っています。私が通っていたアメリカの現地校では毎日のように社会科の先生が選挙と政治の重要性を訴え、私達生徒の意見や考えを発する場を設けてくれました。そのような環境で育ったので私にとって18歳=大人です。私の周りにはI VOTEDといったステッカーを自慢げに掲げた写真をSNSにアップする友達がたくさんいます。次世代を担う者として、市民国民として、一人一人が自分の住む市や国をどうしていったら良いかを考えることは当たり前だと思います。

 もう一つは障害者雇用についてです。この件に関しては資料集めの一環として私も吉田議員と共に横浜市役所に足を運びました。町田市では障害者雇用セミナーやインターンシップは実施しているものの、全体的な障害者雇用は普及していないのが現状です。特別な採用試験などもありません。身体や精神など様々なタイプの障害者がそれぞれの能力に応じた仕事ができ、評価される環境をつくるべきです。行政と民間で研究し合い、具体的な策を立ててほしいと思います。



 

(吉田つとむの一般質問は、その日一番の出番で、お昼には庁舎内の食堂で昼食を全員で取りました)

                               慶應義塾大学1年生   梅田 史夏(第35期研修生)
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2015.03.11コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 今回は、3人のインターン生のレポートを読む比べ、補って下さい。
 ● インターン体験記 鈴木 彩花 第5回レポート 2015.03.09
 ● インターン体験記 矢島 宏友希 第7回レポート 2015.03.09 

 さて、梅田史夏さんは、これまでのレポートに記していましたが、帰国子女で、かつ、9月入学の1年生です。もちろん、日本では未成年であり、選挙権が有りません。しかし、アメリカにいたことで、18歳選挙権を現地で見聞きしたことで、すでにそれを知っている珍しい人材です。

 当初、町田市選挙管理委員会に取材に行った時のレポートがありますので、そちらもご覧ください。
 2015.02.09 梅田 史夏 第1回インターンレポート
 偶然にも、その日はちょうど1ヶ月前のことでした。

 次いで、町田市役所の障害者雇用についての質問について書いています。
 この問題では、先進的な横浜市の知的障害者の雇用の状況を視察取材を行いましたが、梅田史夏さんも同行して、レポートを作成していますので、そちらもご覧ください。
 2015.02.25 梅田 史夏 第7回インターンレポート

 今回、この議会の一般質問と、その題材を作る過程に一緒に参加したことは、政治の一連の流れを見てもらうことで、より分かり易かったと考える半面、その主張がなかなか通じないことも議会の傍聴で見えたことだと思います。

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