政治家のホームページと支持者獲得活動

くどくなりますが前説をもう少し。

政治家のサイト開設状況は、上の「開け電網・・・」サイトで確認できるように、相当多くなっています。しかし、これらのサイトが本当に現時点でサイトを開設した目的、政治家の仕事に役立っているかどうか、実証的な調査は行われていないと思います。

次のような関門があります。

1.インターネットの普及度合いとりわけ「支持相」における
2.インターネット愛用者と政治活動参加者の相関
3.集票の場合は特に投票行動を決定するのに政治家のサイトを参考にする人がどれくらいいるのか

などなど。

吉田さんは、「インターネット選挙」を宣言された直近の選挙で、前回までとは比較にならない大量得票を確保されたとのことで、サイト開設の効果は大きい、と判断されています。
このあたりの判断の根拠についてはご本人から直接説明していただくと興味深いお話が聞けると思いますが、ご本人の掲示板のテーマとしてやっていただけるとありがたいです。

吉田さんの本は、ホームページ開設は、支持者獲得に有効であるということを前提に、「支持者を増やすためのホームページ」はいかにあるべきか、つまり、有権者がサイトを閲覧して投票を決意する、という行動を誘発するためにどのようなホームページにしたらよいか、ということをWebリテラシー発展途上者たるベテラン議員に提供する、という趣旨で書かれています。

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